「遠くの空へ」
優しい春の日差しの中で、空を見上げる。
何も無いのに、全てを失なってしまったかのような気持ちになる。
どうしてだろう。
春は儚い。
そして、少しだけ冷たく感じる。
今、この瞬間、
私と同じように空を見上げている人は居るのだろうか。
「好きじゃないのに」
何だろう、この気持ち。
分からない。
なんだかもやもやする。
あぁ、あの人かっこいいなあ。
あれ?
私、最近あの人のことばっかり考えてる気がする。
これって、もしかして!?
「ところにより雨」
「今日は、ところにより雨でしょう。傘を持ち歩くのをおすすめします。」
天気予報士は言う。
そっか、今日は雨なんだ。
雨なんだ…
そんなことを考えているうちに涙が出てくる。
なんで泣いているんだかわからなかった。
どこかが痛いわけではない。
不思議だと思った。
でも、分かった気がする。
お父さんの命日も、「ところにより雨」だった。
気づいた瞬間にまた涙が出てくる。
(ふとした瞬間に辛いことを思い出してしまうことってよくありますよね!
やっぱり乗り越えるのって難しい(๑・౩・๑)
そして、小説も難しい…)
「怖がり」
「ひぃ!!」
兄は言う。
私の兄は怖がりだ。
今、兄は塾から帰ってきているところである。
そして、おつかいを頼まれた私と一緒に帰っていた。
二人で歩いていると、野良猫ががいた。
兄はとてもびっくりしていた。
私は全く怖くない。(むしろ可愛い(*^^*))
ずっと前に、文化祭でお化け屋敷のお化け役をやっていた私を見て、妹だと分かっていながらも怖がって逃げてしまった。
そんな頼りない兄だけど、優しい面もあっていい人(?)である。
そんな兄が、幼い子供をかばって車に跳ねられた。
どうして…?
それは簡単。
私が作り出した妄想の兄だからである。
(暗い話でごめんなさい(^-^;)
「星が溢れる」
一昨日見上げた夜空。
そこに映るのは満天の星。
愛おしいほどに美しい。
そんな星が溢れてしまいそうで仕方がない。
東日本大震災から12年。
希望の星に願う。