鳴海ちひろ

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2/18/2025, 7:38:46 AM

輝き


これだけ物語がありふれた世の中で
どうすれば興味を持ってもらえて
どうすれば目を通してもらえるか。
考えて発信していかないと、
きっと、誰にも見つけてもらえない。

どれだけ輝きを放つものでも
土の中に隠れていたら、見つけられない。

2/12/2025, 8:43:26 AM

ココロ。

やわらかくて、あたたかくて、もろくて。
自分では気づかないくらい。
ボロボロの隙間。茨みたいなとげとげ。
まんなかの埋まらないドーナツみたいな。
そんなかたちの、わたしたちのこころ。

不確かで、流されやすくて、
自分自身にも嘘を吐いてしまうこころ。

だからきっと、こわれやすいのね。

こわれもののように扱ってね。
わたしも、あなたも、みんなも。

1/8/2025, 2:29:41 PM

Ring Ring…

あなたが決めてるLINEのコール音。
他の人と違う、あなただけの音。
私から電話をかけるときだけ聴ける音。
だからきっとこれからも
あなたとのつながりがなくなっても
どこかで耳にする度、思い出すんだろう。

あなたと過ごす今を。

1/7/2025, 6:07:31 PM

追い風

「なんか、上手く生きられないんだ」
はじめからそうだった訳ではないはず。
ちょっと怒りがちな父と
たくさんの薬を飲まなければやっていけない
どこかおかしい母が居て。
かわいい弟と、友達みたいな妹。
嫌われ者のおばあちゃんと、一緒に生きてきた。

子どもで居られる時間は
とっくの昔に過ぎているのに
いつまで経っても大人になれない。
まともな稼ぎがなければ、
それは大人とは呼べない気がして。
そんな自分に嫌気がさして。

今はもう、弟と、父と母の四人だけになった家の中。

支えてもらって生活しているこの状況が
いつまでも続くなんて思っていない。

いつか支えをなくした私は、ひとりで生きられるのか。

向かい風さえも吹かない、
停滞したこの日常がゆるせない私と
堕落しきった私は戦うことすら放棄している。

二十歳過ぎればただの人。
ただの人にもなれない私に風は吹くか。

私の背中を押すのは、いつもだれかの言葉だ。
私自身の言葉も、私の背中を押す。
ならばそれはきっと、追い風だから。

上手に生きなくてもいい。

ただゆるやかに、かろやかに、
風にのって、その日をやりすごそう。

1/6/2025, 3:48:48 PM

君と一緒に

あの頃は毎日がきらめいていて
訪れる夜が待ち遠しかった。
着信を告げるiPhone。
そこから漏れるあなたの声。
距離なんて関係ないって強がって
あなたの寝息を耳元に感じながら眠るのが
少しさびしくても幸せだったの。

私たちがお隣さんで
いつでも触れ合える距離に居たら
もっと違う形の関係になれたかな。

叶うなら、あなたと一緒に生きたかった。

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