「準2、落ちたぁ、」
『知ってるよwLINEで聞いたもん』
「嫌味言われたぁ、」
『かわいそーに、よーしよしよし』
「ww」
『しょぼくれモードだもんね』
「う''んw」
『笑笑』
私だけの特等席
【秘密の場所】
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いっぱい撫でてくれて
いっぱい話してくれた
もし悪いことがあっても
それも、
悪いことばっかじゃないね
これが何回目かも、もう覚えてない
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花びらが舞い散る季節に
あなたと別れて
花びらがまた咲く頃に
新しい出会いがあった
【ひらり】
ある日クラスの子のテキストが無くなった。
僕が疑われた
もう一度確認して欲しいと言われたので
一緒に確認してもらおうとした
その時
「〇〇のロッカーとリュックは
物色したけど無かったよ」
またある日
私と物色犯が検定に落ちた。
私たちの点差は少しだった
「私1週間しか勉強してないけど
〇〇というて変わんないの凄くない?!」
悔しかった、
でもこの件を期に
友達に親に先生にどれだけ愛されてるか
わかったから。
【乙】
「自分の娘が!泣いて苦しんでるのに
相手がのうのうと笑ってんのがムカつくの!」
「じいちゃんに言ったら
孫を泣かせるやつなんか殺してやる
って言うだろうね」
きっと彼女に
強い力がないのは
いやゴリラじゃないのは
人を殺めないためだと思うんだよね
殺意が湧いた時に殺ろうと思えば
きっと誰でも殺れると思うんよ
でも、それをしないのは
法律とかルールとか力とか人の心とか
そーゆんだと思うんだよね
それらがない
例えば化け物級の殺傷力の高い人間みたいのなら
殺意が湧いたらサクッと捕食するんじゃないかな
【未来の記憶】
"、ん、、あげる。''
ん?
彼が渡してきたのは
ドライフラワーでできた
夕日に染った花束だった。
【永遠の花束】