【お題:友達 20241025】
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(´-ι_-`)
設定と言うか、プロット的なものは思い浮かんでメモしてる。
けど、それを文章化する時間が取れない⋯⋯、うーむ╭(๑¯⌓¯๑)╮
【お題:行かないで 20241024】
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(´-ι_-`) 男なのか女なのか⋯
【お題:どこまでも続く青い空 20241023】
「すごいな⋯⋯」
その呟きは誰の耳に留まることもなく、大気に消えていく。
それでも呟かずにはいられないのは、きっとこの景色のせいだ。
「来てよかったな⋯⋯」
本当はキャンセルしようと思っていたこの旅行。
でも親友に絶対に行ってこいと言われ、しぶしぶ日本を立った。
一緒に来る予定だった彼女と喧嘩をして別れたのが出発の3日前。
この旅行のために、残業と休日出勤でどうにか仕事を終わらせて心配事もなく日本を旅立てる、そう思っていたところだった。
『やっぱり、ヨーロッパがいいな。お城とかそういうのが見たい。ねぇ、今から変更できないの?』
旅行の打ち合わせを兼ねた食事の席で、そんなことを言われた。
いや、待ってくれ、ヨーロッパにしようかって言った時、普通すぎてつまらない、テレビで見たここに行ってみたい、って言ったの君だよな?
この時点で、少しイラッとしてしまったのは、大人げなかったかもしれない。
やんわりと、今回は大人しく南米旅行にして次にヨーロッパにしよう、と言ってはみたものの⋯⋯。
『今なら変更できるでしょう?パパならすぐOKしてくれるよ?南米とか買い物出来ないし、友達にも全然自慢できないもん。ねぇ、私、ヨーロッパに行きたい』
取引先のお嬢さんだし、若いし、見た目も好みだったというのはある。
初めの頃はわがままも可愛いと思えたけれど、それも度が過ぎるとマイナスでしかない。
最近はそういう事が多くなったし、人を見下すような所も、男をアクセサリーのように扱う所も我慢できなくなっていた。
だからあいつには悪いけど、ここが限界だなと思ってメッセージを送った。
【ゴメン、もう限界。別れる】
すると、すぐ様返事が入った。
【会社のことは気にするな】
これぞ、俺の親友。
俺が女だったら、確実に惚れてるね。
で、今まで貯めた鬱憤を大人の男らしくスマートにぶちまけて、お別れをした。
「12年か?」
学生時代に起業した親友と一緒に働き続けること12年。
休みらしい休みも取らずに、世界中あちこち飛び回ったが、旅行としてプライベートで海外に来るのは初めてだとついさっき気がついた。
彼女とも海外は初で、日程の関係もあってそれまではずっと国内だったからな。
そう考えるとこの旅がすごく貴重なものに思えてくる。
「クスコの街やマチュピチュも良かったけど、コレには敵わないな」
見渡す限りの真っ白な大地に、どこまでも続く青い空。
今は昼だが、夜になるとこの青空が一面の星空に変わるのだという。
ガイドの話では星明かりで自分の影が見れるとか何とか。
うん、それも今から楽しみだ。
そうそう、ウユニ塩湖と言えば鏡張りの景色が有名だが、あちらは運も必要なのだとか。
あの鏡張りの状態になるにはいくつかの条件があって、見るのはなかなか難しいらしい。
地上と上空の両方にどこまでも青い空が続いている状態がみたいのならば、滞在期間を長くしてチャンスを狙えとガイドが言っていた。
そう、聞いてしまったら見たくなるのが人間ってやつだよな。
すぐには無理でも、絶対に見てやるって思ってしまう。
「よし、次は雨季に来よう」
白い大地と青い空の画像を日本にいる親友に送る。
帰国はもう少し先になるが、最高の景色をプレゼントだ。
【今度は俺も連れて行け】
そんなメッセージが返ってきた。
だから⋯⋯。
【任せろ】
おれもあいつも独身だ。
その気になって頑張れば、2人で旅する時間は作れるだろう。
今の世の中リモートワークもできることだし、きっとどうにでもなる。
「んじゃ、もう1回スペイン語、勉強し直すか」
通訳を介さずに地元の人と話せれば、旅はもっと楽しくなりそうだ。
次の目標もできたことだし、さぁ、また頑張るか!
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(´-ι_-`) 行ってみたいね〜。
【お題:衣替え 20241022】
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(´-ι_-`) 夏の方が⋯⋯。
【お題:声が枯れるまで 20241021】
「それでね、薫くんがね、今度一緒に⋯⋯」
「ごめんね、悠斗くん。叶美が泣いてるの。私行かなくちゃ」
「⋯⋯うん、わかったよママ。僕、ひとりで遊んでいるね」
「悠斗くんがいいお兄ちゃんで助かるわ」
本当のママは、僕が2歳の時にお空に行ってしまったんだってパパが言っていた。
でも僕は、本当のママの事はあまり覚えていない。
本当のママの顔は知っている、前にパパが写真をくれたから。
だけど、本当のママの声も手の温かさも僕は覚えていないんだ。
今のママは僕が4歳の時におうちに来た。
パパが新しいママだよって教えてくれた。
本当のママがいなくなってからパパはずっと大変そうだったんだ。
おばあちゃんやお手伝いさんが来てたけど、それでも大変だったと思う。
だから僕はいつもいい子にしてた、そうすればパパが喜んでくれるから。
寂しいとか、パパと遊びたいとか言わないと決めていた。
だって、パパが困った顔をしちゃうから。
パパと今のママとの赤ちゃんができて、パパも今のママも凄く嬉しそうだった。
もちろん僕も嬉しかったよ。
だって妹ができるんだ、お兄ちゃんになるんだからね。
今のママのお腹が大きくなると、お家には今のママのママが来てくれるようになった。
今のママのママは、僕のことはあんまり好きじゃないみたいだった。
ちょっと叩かれたり、ご飯を無しにされたりしたし、幼稚園の送り迎えでは本当のママの悪口を言われたりした。
僕がすごく悲しくなって泣いたりすると、今のママのママはいつも言うんだ。
『泥棒猫の子が』
って。
うーん、泥棒猫って何だろう?僕はパパと本当のママの子供なんだけど?
妹が生まれると、パパも、今のママも、今のママのママもとても嬉しそうだった。
僕もすごく嬉しかったけど、パパがいない時には、僕は妹には触っちゃダメだって言われた。
泥棒菌が移るからって、今のママのママに言われたんだ。
泥棒菌ってなんだろうね?
僕にはよく分からないけど、きっと妹には良くないものなんだと思う。
だから僕は、妹に触らないことにしたんだ。
「⋯⋯あれ?写真がない」
パパから貰った本当のママの写真がなくなった。
なくさないようにって、宝箱の中に入れておいたのに。
本の間とか、おもちゃを置いてある場所とか、鞄の中とか探したけど見つからない。
カーペットの下とかクッションの隙間とか、探しても見つからなくて。
「どうしよう⋯⋯、あ、もしかして⋯⋯」
昨日公園で薫くんと遊んだ時に、落としたのかも。
持って行った記憶はないけれど。
でも、昨日はお手伝いさんがいたから公園に行けたけど、今日はお手伝いさんはお休みの日だから、公園に連れて行ってもらえない。
「ママ⋯⋯」
ママは妹と一緒にお昼寝中だった。
どうしようかなって、少しだけ考えて、僕はひとりで公園に行くことにしたんだ。
大丈夫、公園までの道は覚えているよ。
車が危ないから、道の端っこを歩くんだ。
道路を渡る時は手を挙げて、車が来ないかきちんと確認するんだ。
ほら、ちゃんとひとりで公園に来れたよ。
「ないなぁ」
どこに行っちゃったのかな、本当のママの写真。
おかしいな、大事に大事にしまっておいたはずなのに。
パパに言ったら怒られるかな、せっかくあげたのにって。
ごめんなさい、パパ。
僕、いい子でいようと思って、たくさん頑張ったんだけど、いい子じゃないみたい。
泥棒猫の子だからかな?
ごめんなさい、本当のママ。
僕のせいで本当のママが悪く言われるの。
僕、もっともっと頑張って、いい子でいるね。
だからいつか、僕のことをぎゅってしてくれる?
ねぇ本当のママ、ママはどこにいるの?
ママって大きな声で呼んだら、会いにきてくれる?
それなら、僕、声が枯れるまでママのこと呼ぶよ。
ねぇ、本当のママ、今のママは僕のこと嫌いかな?
だってね、一度もぎゅってしてくれないんだ。
ねぇ、本当のママ、パパは僕のこといらなくなったのかな?
僕ね、もう少ししたらおうちじゃない所に行くんだって。
同じ歳の友達がたくさんいる所だって。
でも、パパや今のママは居ないんだって。
パパは僕のためだよって言うけれど、どうしてパパと一緒じゃダメなんだろう?
ねぇ、本当のママ。
僕、ちょっと⋯⋯ううん、とっても寂しいんだ。
だから早く、ぎゅってしてちょうだい。
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(´-ι_-`) 子供って意外と大人のこと見ているなぁ、と思って。そして我慢しているな、とも思って。因みに写真を盗んだ犯人は、今のママのママです。