どこにも書けないこと
どこにも書けないことは、自分の心のどこかに、
印して、おけばいいんじゃないかな?
書けるようになるまで、大変なときもあるから。
忘れることも肝心だよ。
感謝することと、同じくらいね。
我が愛猫は、うんうんとうなずきながら、
炬燵に入っていった。
にゃんざぶろう
時計の針
チクタク、チクタク。
時計の音。
時計の針が、12時をまわると、
私の魔法が解けてしまうよ。
魔法使い、お願い、
もう一度、
大好きなあの人のために、
魔法をかけて。
我が愛猫は、強くなるにゃ。
主人様と、にゃーと鳴いた。
にゃんざぶろう
1000年先も
10年一昔、50年半世紀。
100年一世紀。
じゃあ、人類が、1000年後に残すものは、
負の遺産かな?それとも、壮大なドラマかな?
未来が、明るいように、いつの時代の大人も
子供も祈っています。
1000年後もまた、生まれ変わっても、変わらぬ自分に生まれたい。
愛するひとたちと再び会えますように。
変わらぬ思いをずっと。
我が愛猫も変わらぬ愛情を僕にもと、
にゃーと鳴いた。
にゃんざぶろう
旅路の果てに
長い長い旅路の果てに
私たちは、とある街にたどり着いた。
故郷をはなれ、本当にながい旅路だった。
一生懸命に幸せに生きようとしている。
いや、まだ、ほんのはじめだ。
人生の長い旅路の果ては、人生の終わる頃にはじめて、わかることかもしれない。
その時がきても、幸せだったなあ、といって、
いれるよう、今日も生きる。
人間というのは、そういうものじゃないだろうか?
我が愛猫は、猫の自分には、関係ないもんね。
と、いう顔をして、さっと、出かけていった。
にゃんざぶろう
あなたに届けたい
あなたには、届いているだろうか?
私たち家族が、あなたさまのことを
いかに大事で、尊敬しているか。
大切な家族になってくれたことを
とても感謝していることを。
私を暗闇から救いだしてくれた
あなたに心からの感謝と愛を。
そして、何より幸せな時間に感謝を。
ありがとう あなた。
我が愛猫も、ごろごろと喉を鳴らし、
甘えていた。
にゃんざぶろう