祈る力

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11/17/2024, 10:09:42 AM

「冬になったら」

酷い話だけど
僕は彼女は冬を迎えられないと…
そう覚悟してた

でも今、彼女は冬を迎えようとしていて
生きる気力を持ち
回復を目指している
「良くなってきてるね」
「もう少しだね」
出てくるのは優しく残酷な嘘

冬になったら
一緒に雪を見て
クリスマスを過ごして
年越しそばもお節も食べて
「寒いね」「はやく春にならないかな」
って言うんだ

そんな叶わないかもしれない夢を見る

【僕の小さな現実の物語】

11/17/2024, 9:59:15 AM

「はなればなれ」

人はひとりで産まれて
ひとりで死んでいく
故意でなければ誰かと一緒に、はあり得ない

彼女を「ひとりきり」にする瞬間が
未だに慣れない
少し寂しそうに、諦めたかのように
僕を見つめる

僕は出来る限りの笑顔で
また明日来るからねと伝えるが
手が離れる瞬間
本当に「明日」があるのか…不安になる

永遠の「はなればなれ」は
いつか訪れる

僕は耐えられるかな?

【僕の小さな現実の物語】

11/13/2024, 11:01:22 AM

「また会いましょう」

「またね」って凄い言葉なんだよ
また会える事を相手に伝えられる凄い言葉

日に日に弱る彼女
そんな彼女に「また明日ね」って伝える僕

人の命は当たり前だけど「永遠」じゃない
もしかしたら彼女は…
明日居ないかもしれない
…それが医者の見立て

それでも僕は彼女に「またね、明日来るね」
って伝え優しく撫でて部屋を出る

明日も会えたらいいな



僕はこういった投稿しかしていないけど
これは全て本当の話
小さな現実の物語なんだ
読んでくれてありがとう

11/9/2024, 10:24:35 AM

「脳裏」

今でも強く脳裏に焼き付いている記憶

彼女が死のうとした時…
物音で目覚めた僕はすぐその部屋に行った
彼女は無事だった
その安堵と後から襲ってくる恐怖で
初めて彼女の頬をたたいた

やめて欲しかったからだ

彼女の辛さや苦悩には向き合いもせず
気付いたら頬をたたいてた

悪いのは彼女じゃない
向き合おうとしなかった僕だ

たらればになるが
あの時、本当に危険を察知して
彼女に寄り添っていれば…

今の状況は少しは違ったのかな?

でも、もう遅い
彼女の命の期限はすぐそこだから

11/9/2024, 4:50:02 AM

「意味がないこと」

彼女に届かない

この不安
心配

形にできないなら
行動に移せないなら
伝わらない想いなら

意味がない

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