「無色の世界」
無色の世界って何色なんだろう?
透明? 白? それとも、黒?青?赤?黄色?
そもそも、私たちがみている色は、ほんとに赤で、青なのだろうか。
無色の世界って誰が住んでいるんだろう?
そんな世界は、一体何をするためにあるのだろう?
「無」って、何なのだろう。
「届かぬ想い」
後悔のないように生きるには難しい。
毎日一生懸命に生きても、後悔は生まれる。
最近の1番の後悔は、バイトである。
私が1番仲が良くて、少し気になっていた彼が、
「今月でバイト辞める」
と言い出したのだ。
私は悲しかった。
最後のバイトでも、意地になっていたのか冷たくしてしまった。
バイト以外で接点のない彼との最後に、私は何も伝えられなかった。
何を考えていたのだろうか…。
どれだけ後悔しようが、もう私の気持ちを届けることはできない。
なにか、最後に、アクションを起こせばよかった。
もう届かぬ想い。
こんな後悔は二度としたくない。
誰も後悔して欲しくない。
お題 「春爛漫」
春爛漫という言葉は、今の季節にはピッタリだが、自分自
身、今の時期が大変すぎてそれを感じるには、不十分であ
った。
しかし、ある時、車から見えた桜がとても綺麗で、光り輝
いて見えた。周りの景色一面桜というわけではなく、道に
沿って真っ直ぐ一直線に植えられた桜の木で、やっと私も
春爛漫を感じられた。
その時、忙しいから感じられなかったわけでなく、桜にた
だ意識を向けてなかっただけなのだと感じた。
その一瞬だけはほんとに、忙しさを忘れられた。
今年の春爛漫はもう私の中では終わったが、また来年
会いたい。
みなさんも、少しでいいから見に行ってみてください。
とても心が落ち着きますよ。
「沈む夕日」
今日、この夕日が沈んだら大好きなエミリアちゃんとはお別れをしなければならない。
私の親友のエミリアちゃんは、父の海外出張でこの日本にイタリアから訪れた15歳の女の子だ。
日本人の私とは違って堀が深くて、同い年とは思えないくらい美人だ。
母が日本人らしく、小さい時、2年ほど日本で暮らしてたらしい。日本語も話せて、2言語を使いこなすバイリンガルだ。
私たちは毎日のように一緒に遊んでいた。
こんなに友達と遊んで楽しいと思うのは、後にも先にもエミリアちゃんだけだと思う。
ただ、短期の出張で、ほんの数週間でイタリアに帰る予定だったのだという。
それを知ったのは、イタリアに帰る前日だった。
家族同士で仲良くなった私たちは、急遽お別れ会を開くことにした。
日本を経つ前日ということもあり、夕日が沈んで午後8時を過ぎたら解散という、規模の小さなお別れ会だ。
私たちの家は、徒歩圏内に海があり、エミリアちゃん家族とご馳走を食べたあと、2人で夕日を眺めて過ごしていた。
エミリアちゃんの「夕日が海に沈むのを一緒に見たいな。」
という望みを叶えるべく、せっかくのご馳走も味あわずに、2人でかきこんだ。
この夕日が沈めば、もう、二度と会えないのかもしれない。
悲しくて涙が溢れてきた。
本当にいつも楽しくて、こんなに早い別れだとは想像もしていなかった。
そんな私に気づいて、エミリアちゃんは、
「私も別れたくないよ。でも、今日の思い出も、今までの思い出も、海に沈む夕日を見て、あっ!すっごい楽しかったんだっ!て思い出そうよ!大丈夫だよ!一生の別れじゃないんだしね!それに、絶対忘れないよ!!」
嬉しかった。
今までの思い出も一緒に持ち帰って、忘れないでいてくれると約束をしてくれるエミリアちゃんが、心の底から大好きだと思った。
私たちが今日見た別れの夕日は、息をするのも忘れるほどに美しかった。
私も絶対に忘れない。また会おうね、、、!!!!
そして10年後、私たちは偶然海辺で再開した。あの日沈んだ夕日に思い出をのせて。運命の糸で、結ばれているかのように。
君の目を見つめると
君の目を見つめると、君は顔を赤らめて、そしてすぐに目をそらしてしまう。
なんでそらすの?と聞くと
「すごい、真っ直ぐに見てくるから…。」
と言う。
そんなの当たり前だ。一分一秒でも君の目に写っているのは自分でありたいと思っているからだ。
こんな自分も君は笑顔で受け入れてくれるだろう。
ああ、好きだ。大好きだ。
世界は君が中心で回っているのではないかと錯覚するほどに。
そんな可愛い君を見るために、今日も君の目を見つめる。