「無数の輝きが散らばる中で
貴方という光と結ばれる、ひとつの星になりたい
星2つで完成する星座って、悪くないと思うのですが」
同じ空の下の、遠くに居る貴方に問いかける
誰にも聞かれぬよう、この心の中で
星空
貴方が居ないと、
身も心も持たないようになってしまいました
貴方という存在が
生きていく上での、大切なエネルギーであり
この身体を動かす為の原動力であるのです
ですが同時に
我が身を蝕む毒でもありました
それでも、この肌に刻まれた消えない模様が
貴方に恋い焦がれた証というのなら
この醜さ、そして私の想いと覚悟全てを
受け入れていきましょう
貴方と言う光と共に
日差し
夏の空の如く、穏やかで大らかな貴方
そんな貴方が
私の心に突然、激しい雨音と雷鳴を轟かせました
勿論、貴方が変わった訳じゃないんです
いつもと変わらない、ほのぼのとした貴方なんですよ
それなのに、私の心は
豪雨の様に、荒々しく騒めいて
稲妻の様に、一瞬だけ時を止められる
いっつも雨傘要らずで眩しい空模様だったのに
油断してたんですけど…
入道雲
知っていますか
紅葉やイチョウ達が艶やかに人の目を引き付ける中
貴方は花火の如く私の目を真っ先に奪っているんですよ
知っていますか
手先を真っ赤にさせる程の寒さが身を包んでも
熱帯夜の様な寝苦しい夜を過ごしているんですよ
知っていますか
出会いと別れの結末が耐えられないくらいに
貴方という海から顔を出せずに深く溺れているんですよ
貴方に出会ってから
四季なんて無くなっちゃいました
毎日ずっと
暑くて、熱くて、アツくて、もう堪りません
夏
いつからだろう
私の中で、ザーザーと激しい音がする様になったのは
いつからだろう
私の中を、冷たい雫が支配する様になったのは
いつからだろう
私の中の、将来への不安で視界が霞む様になったのは
未来に対する天気予報なんてない
傘の替えも無くなりました
いつになったら止むのでしょうか
寒くて寒くて、心が風邪を引いてしまいそうです
降り止まない雨