お題 〈鳥かご〉
外の世界を見てみたい。
籠の中の鳥の様に閉じ込められてる。
誰か私を連れ出して。
何処でもいいから……。
そんな時貴方が現れた。
「私と逃げませんか?何処までも。」
「駆け落ちの様ね。」
「駆け落ちをしてるのです。」
くすりと彼が笑った。
「貴方のお陰で私の世界が変わりました。感謝しております」
「私も貴方のお陰で白黒の世界に色が付きました。」
鳥籠の中に閉じ込められてた私を助けてくれた貴方を
「愛しています。」
お題〈花咲いて〉
桜吹雪の中貴方が言う。
「ずっと前から好きです。俺と付き合ってくれませんか?」
「……えっ?」
私たちはお母さん同士が仲良くて生まれた時から今までずっと一緒だった。
彼は私達の事を兄妹と思っていると思っていた。
「……っうっ、ぐすっ……」
「えっ?あ、ごめん!嫌、だったよね…」
違う。そうじゃない
けど涙で声が出ない
「……っちがっ、違うの…!嬉しいの、」
「告白の返事だけど…。Yesだよ」
お題 〈もしもタイムマシンがあったなら〉
《タイムマシンで過去に戻るわよ!!》
たまたま点けたテレビでアニメをしていた。
「過去に戻る、かぁ」
私が過去に1つ大きな過ちを犯したのが頭に浮かんだ。
「あーあ、タイムマシンがあったらなぁ…」
「姉ちゃん?何言ってんのさ。」
「わ、びっくりした。急に話しかけないでよ」
一つ下の弟がリビングにやって来て私の一人言に反応した。
「急に話しかけるも何もリビングで大きな声で一人言言ってる方がビックリするだろ」
「はいはい。そーですね!」
「なんだよ…。で何でタイムマシンが欲しいの?」
「え、うーん…アニメでやってたから」
「なんだよそれ」
タイムマシンで過去に戻りたい。
アニメでやってたからとかそんな理由じゃない。
もっとちゃんとした理由がある。━━━━━
「好きです!付き合ってください!!」
「ごめんね。好きな人がいるんだ」
「それでもいい!私と付き合ってください!」
私は親友が私の好きな人に告白をしてしまう所を見てしまいショックを受けた。
親友は私の好きな人を知っていたはずなのに…
これは最近知ったことなのだが好きな人と私は両想いだったらしい。告白しておけば良かった。
でももう遅い。
親友と好きな人は上手く行き先日結婚した。
タイムマシンがあったなら、過去に戻って過ちを正したい。
お題〈今1番欲しいもの〉
微百合注意⚠︎
あと1週間で私の誕生日。
「ねぇねぇ!!あと1週間で誕生日よね!今1番何が欲しい?」
素直でストレートな彼女が聞いてきた。
「ちょっと…それ本人に言う?笑 特にないなぁ…」
「強いて言えばでもいいから!!!」
「えー家欲しい〜」
「い、家…お小遣いで足りるかな……」
ネタを真剣に捉えてしまうのもこの子の可愛い所だ。
「冗談だよ!笑プレゼントはセンスに任せるよ〜笑」
「えぇ!!それが1番難しいの!!」
「えぇ、何がいいかなぁ…」
真剣に考えてくれている彼女を前にして私は何が欲しいか考える。
今1番欲しいもの…私の前で真剣にプレゼントを考えてくれている貴方が欲しい。
私だけのものにしたい。
お題〈私の名前〉
君の名前は━━━━━だ!
頑張って覚えてくれ…!!
PM 11:59
もうすぐ日付が変わる。日付が変わってしまうと私は記憶が全て消えてしまう病気、らしい。
「11:59だね。」
「ねぇ。1つ聞いてもいい?」
「あぁ、構わないよ。どうしたんだい?」
「何故そんなに私に構うの?」
「僕達友達なんだよ。君は覚えていないかもしれないが…」
私は私の無くした記憶を教えてくれる彼にずっと気になっていた事を聞いた。
けど私は00:00になると忘れてしまう。けど今日の私が気になったから聞いた。もしかしたら明日も明後日も聞いてしまうかもしれないけど…
PM 00:00
「貴方は誰?ここはどこ?私は一体…」
「おはよう。目が覚めた?君は事故にあってしまったんだよ…そして記憶を無くしてしまった」
「え、どういうこと?何も思い出せない…私は誰?」