NoName

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3/9/2025, 7:51:33 AM

秘密の場所

ここは私とあなた二人だけの場所
ここに居場所があるよ

「‥い おーい 遠藤(えんどう)、起きろお」
ん、先生の声がする、
「まみ、起きて、今授業中だよ」
あれ?かなの声もする
私に近づいてる足音もする
「遠藤?起きないと居残りだぞ?」
先生の言葉に私は、素早く顔を上げ
『私、寝てました?』
私がそう言った時、先生はあきれ顔の先生が立っていた
「そうだ、遠藤これで何回目だ?後で職員室に来なさい」
『はい、先生』

授業が終わり私は職員室に向かい先生と話してる
「最近、居眠りが増えたぞ?成績も落ちてる、なんかあるのか?」
『いえ、特に変わったことはありません』
「だったらシャキッとしなさい」
『はい、すいません』
そう言い私は職員室を出た

家に帰り、私はいつもの服に着替えパソコンの前に立ち
配信を始めた
『いらっしゃい♪今宵も秘密の場所へご招待!!』

2/24/2025, 2:03:24 PM

一輪の花

綺麗な花、美しい花、可憐な花、尊い花
いろんな花がある。
その中で、あなたの花を選ぶとしたら、
何を選ぶ?

あなただけの心の花
どんな事があっても
綺麗に
美しく
可憐で
尊く
咲き誇る一輪の花
「僕の、私の、俺の、心に咲く一輪の花」

2/1/2025, 2:01:01 PM

バイバイ

『バイバイ…』
そう言って彼女は、俺の前から姿を消した。
(俺が悪いのか? 俺の何がダメだった?)
自分に問いかけても分からない…

2年が経ち俺は、大手企業の社員になった
そのおかげかモテた
でも、俺は彼女を忘れられない…
今、どこで、何をしているか、生きているのか、全く分からない

数日が経ち、俺は会社の健康検診のため病院に来た
そこで、彼女によく似た人に出会った
思わず声をかけてしまった。
「あの、俺の事覚えてますか?」
彼女によく似た人は怯えながら
『どちら様でしょうか?あなたとは初対面ですよね?』
俺は、とっさに頭を下げ
「申し訳ございません。人違いでした。」
そう言い俺は、待合室の椅子に腰掛け、呼ばれるのを待った

しばらく待ち、遠くの方から看護師さんが誰かの名前を言っていた
その名前は、2年前に姿を消した彼女の名前だった。
俺は名前を聞いた瞬間、立ち上がって周りを見渡した。
しかし、彼女の姿は見当たらなかった…

俺の名前が呼ばれ、病院をあとにした。
あそこでもし出会えてたら…
彼女をひとめでも見れたら…
良かったのに…
俺はそう思いうつむき、小声で
「ありがとう、そしてバイバイ…」

1/31/2025, 2:25:14 PM

旅の途中

遠い昔、夢を追いかける少年がいた。
少年は、勇者になりたがっていた。
しかし、少年の生きる世界には王族もいなければ、魔物すらいない世界
勇者様にはなれないのだ。

「僕は、大きくなったら勇者になるんだ!!」
『はいはい、わかったからお風呂入ってきなさい』
「は~い、言ってくるねお母さん いやお母様」
『お母様呼びやめなさいって言っているでしょ?』
「ムゥ〜いいじゃん」
『早く入らないと冷めちゃうよ』

「ん…もう、朝か…」
久しぶりに子供の時の夢を見た…
あの頃は勇者になるとか言ってたな
懐かしいな…
今じゃ仕事しか頭になかった

もし、王族も魔物もいた世界なら、俺は勇者になれていたのだろうか…
家を出て、旅に出て、旅の途中で仲間に出会って…

ふと我に返り、時計を見た。
「ヤバ!仕事に行かないと。そういえば両親は元気だろうか…」
次の休みに顔、出しに行くか。

1/30/2025, 8:12:33 AM

日陰

何気ない日常の日陰が伸びる夕方頃
「ユウタは放課後用事あるの?」
『俺は特にないよ』
「じゃあ、カラオケ行かない?」
『行く!ハルとケンタも誘ってくるわ』
「あっ、OK!いつものカフェで」

私は西高校2年のアミ
ユウタと幼馴染でクラスも一緒
実は、ユウタが好き。

『お待たせ、カラオケに行こうぜ!』
そして、私達はカラオケに入って各々好きな歌を歌った
終盤になりハルがマイクを持ちユウタ達のほうに向かい
「ユウタとケンタに届いて」そう言い告白ソングを熱唱した
私はムカッとした。

退出時間になり私達はカラオケを出た
モヤモヤしたまま私達は解散した

ゆっくり落ちる太陽を途方に暮れ見ていると真横から
『どうしたん?なにか、考えてる?』
急なユウタの声にびっくりして変な声が出てしまった。
『アハハッなんて声だしてんの、アハハッ』
「もう!驚かさないでよ」
ぷくっと膨らました私のほっぺにユウタの唇が…
『このことは他言無用で頼むよ』
っと言い日陰に隠れて私は頬を赤らめた

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