8/26/2024, 6:27:29 PM
もしも具にもつかない私の日記帳が
なにかの間違いで何世紀も残り続けた結果
歴史的資料として博物館に飾られるみたいな
考古学者が戸棚を修理した日の文章を必死で解読するなど
ゾッとする妄想を1時間くらいこねていた。
日記帳が博物館に収蔵されている偉人も
しょうもない日記がありがたがられている未来に
ゾッとしているのではないか
そう思うとちょっとにやにやしてしまう。
8/23/2024, 12:23:31 PM
数十年前、海へと続く道沿いにある朽ち果てた民家の隅に
道路側の壁に白ペンキ縦書きで 山本のトミ小屋 と書かれた納屋のような建物があった。
トミ小屋には何があるのか、誰に向けてのアピールなのか
それは今もわからない。
8/22/2024, 11:26:19 AM
ぐぢゃぐちゃに崩壊したお好み焼き
裏返す事に失敗し
テーブルに散らばる千切りキャベツを
とりあえず口に入れる
数日後、床下で発見される未回収のキャベツを拾い上げ
心の中でキャベツ農家に平謝り
次はつなぎを増やすことを誓う
お好み焼き食べたい。
8/21/2024, 2:42:39 PM
黒くてつやつやした嘴のハシブトガラスになれるなら
中央区の公園に居るような比較的温厚なカラスでありたい。
間違っても目に映る全てに突進を仕掛けるどヤンキーな西区のカラスや
車は自分たちを避けてくれるものと勘違いして次々と轢かれていく郊外のカラスにはなりたくない
選択権があるならの話だけどね
鳥のように飛びたいかと言われると
冬寒そうなんで遠慮したいかも
8/20/2024, 11:29:29 AM
さよならを言う前に
喧嘩の発端はなんだったのか考える前に
プレゼントを開けるあなたの顔を眺める前に
いつもの帰り道を初めて歩きだしたその前に
勇気を持って話を切り出した日の朝に
目が覚めてから
とりあえず聴いた音楽を
今日、なんでもない一日の終りに聴いて
思い出す
また忘れる。