Hope

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12/21/2025, 12:51:38 AM

         【時を結ぶリボン】

    私の部屋には、リボンモチーフの時計がある。

    ピンク色の時計だ。

    あれは私のいつも一緒だった。

    私のピアノの発表会の時も

    高校受験の時も 

    行くとき、時間を教えてくれるのはいつも

    この時計だった。

    でもある日、この時計をもらいたいと

    言う人がいた。

    私もこんな可愛い時計をこの年で

    持つのも思い、あげることにした。

    そのこの家へ行く途中、私は角を曲がる

    瞬間だった。

    その時から私の記憶は途絶えた。



 

12/20/2025, 12:36:44 AM

        【手のひらの贈り物】

    私は毎年、クリスマスにプレゼントを貰う。

    どれも素敵だけど、心の底から

    うれしいとは思えなかった。

  今年のクリスマスもそんな感じで終わってしまった。

    私はなんで、人からもらったものを

    素直に喜べないんだろう。

    一人で、部屋の椅子にかけながら考えていると

    一人の女の子が、話しかけてくれた。

    「何か悩み事?」

     その子は、私の顔を見て察したのか

    声をかけてくれたみたいだ。

     「うん…ちょっとね」

   なぜか知らない人なのにすらっと言葉が出てきた
   
   「私、もらったものに素直にうれしいとか
    感じなくて。ほんと、最低だよなって」

   「…………………………」

  「もらったものだけに目をむけんじゃなくて
   その思いに乗った思いにも目を向けてみたら
   何か変わるんじゃない?」
    
   その子はすごい冷たそうな手を私の前に差し出して          
   言った。

12/9/2025, 11:27:25 AM

          【凍える指先】

          私は難病を患った。

     病状が悪化すると、からだ全身の

     感覚がなくなってしまうらしい。

     冬は、怖くて、外に出られなかった。

     ある日、ものを取ろうと指先を伸ばしたとき

     触っているのに、感覚がなかった。

     ああ、今日は寒いからかな。

12/6/2025, 11:34:39 AM

         【消えない灯り】

    私の部屋は、明るいものが一切ない。

    カーテンはいつも閉めているし、

    電気なんて、そもそもつけない。

    外から音がする。

    カーテンの隙間から覗いてみると、

    いつも手紙を届けていくれている、

    朝日ちゃんが、無理やり家に入ろうとしていた。

    それを、お母さんが止めているのが見えた。

    まもなくして朝日ちゃんの姿がなくなると

    階段を登るドタドタという音が聞こえ、

    次を瞬間、扉が開いた。

  そこには、まぶしい笑顔の朝日ちゃんが立っていた。

12/3/2025, 10:16:53 AM

          【冬の足音】

    私は、高校時代、好きだった人がいた。

    顔もイケメンで、頭も良くて、運動もできて

    まさに、アニメの世界のひとだった。

    社会人になった今、恋愛はあまりしなくなった。

    ただ出勤して、顔面と向き合う日々。
   
    ある日、いつもの電車に乗ろうと、

    すると、横からいい匂いがした。

    私の好きだった人の匂いに似ていた。

    横を見ると、そこには彼がいた。
 
    すると、彼がこっちを見た。

     「おっ、久しいじゃん。」

  とっさに返事ができなかったのでニコッ

     笑顔を返事をした。

    その隣には、私が見たくない人がいた。

    女の子……………彼女かな…

     そして彼はいってしまった。

    彼の足音が、どんどんと遠ざかる。

    
    

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