【言葉にできない】
本当に突然の出来事だった。
昨日まで、一緒に笑い合っていた親友は
思いがけないスピードで私の前から
消えた。
私はそのお葬式に行った時の記憶が
あまりない。
その日だけ、ボーとしていた。
ただ、胸の奥深くから
真っ黒い、炭のような言葉にできない
気持ちが渦巻いているだけが残っている。
【君の目を見つめると】
君の目はいつも悲しい目をしてた。
君は、人気者で、テレビにも出て歌って踊って
一見楽しそうに見えるけど。
実は色んなものに耐えながら毎日努力してるんだね。
そんな君の瞳を見ると
息が苦しくなる。
【一つだけ】
ごめん、私は……
そして、お母さんの手を取った。
全部なんて、無理だ。
【大切なもの】
「だから、すぐ嫌われんだよ!」
私はそう言い放ち、教室を出た。
その後すぐ後悔した。
なんで、あんなこと言っちゃんたんだろう。
感情に流され思うがままの言葉を口にした。
最低だ。
この次の日、結局仲直りできずじまいで
朝、教室に入った。
その子は私に話しかけようとも
目をあわせようともしない。
私はその時、何かとても大事なものを
落とした気がした。
【エイプリルフール】
「私、今日ついに声優になったんだ!」
今日はエイプリルフールだからか、
璃乃がLINEで起きもしないことを言ってきた。
「嘘言うな。」と返した。
文章では気持ちがわからないからよかった。
そして次の文を打つ。
「お前、喋れないだろ。」