Hope

Open App

          【冬の足音】

    私は、高校時代、好きだった人がいた。

    顔もイケメンで、頭も良くて、運動もできて

    まさに、アニメの世界のひとだった。

    社会人になった今、恋愛はあまりしなくなった。

    ただ出勤して、顔面と向き合う日々。
   
    ある日、いつもの電車に乗ろうと、

    すると、横からいい匂いがした。

    私の好きだった人の匂いに似ていた。

    横を見ると、そこには彼がいた。
 
    すると、彼がこっちを見た。

     「おっ、久しいじゃん。」

  とっさに返事ができなかったのでニコッ

     笑顔を返事をした。

    その隣には、私が見たくない人がいた。

    女の子……………彼女かな…

     そして彼はいってしまった。

    彼の足音が、どんどんと遠ざかる。

    
    

12/3/2025, 10:16:53 AM