何もかも全てがうまくいかなかった。
4人姉妹兄弟で長女と末っ子の俺の2人が、
本当に何もかも全てがうまくいかなかった。
あの時ああだった ... あれがああだった ... こうなってたらよかった ... とか ... もうそういう事も考える気持ちすらなくなった。
あとは時を待つだけ。
小学生の頃は、神様はそれでも一生懸命死なそうと、死なして終わらせようと努力してくれてたんだよ。
兄貴と近くの川に釣りに行った時に鋼鉄の橋脚の下で物を取りに走ったら頭を思い切りぶつけて血を流して病院運び込まれたり ...
4歳になったばかりの頃はブレーキの壊れた自転車で住宅道路から大通りに突っ込んでしまったけど残念ながら信号待ちのトラックのタイヤに激突して擦り傷一つ無かった ...
積み上げたマットレスの上でトランポリンみたいに跳ねて遊んでたらコンクリートの地面に頭から真っ逆様に落ちたり ......
死んじゃえばよかったんだよな。
でも死なせてもらえなかった。
諸々の事象は神様の慮い遣りだったんだよ。
お か げ で .... ずいぶんそのあと辛い苦い思いが度重なってさぁ ....
だから俺は今世死えたあと地獄に行ってもある程度は覚悟決まってんだわ。
まあ痛い苦しいってのはもっと本格的で具体的なんだろうけど、精神的ショックとかってのは、まあ今この世界で感触し得ている感覚を膨張させたような感じなんだろうなって、その程度の覚悟は用意してます。
ただこゝろ残りってのがあるとしたら ...
おれ、傷つけられてばっかで傷つけた記憶殆どってかまったく無いんだけどね ..... 。
でも、きらわれものってのが、外見だろうが仕草見てくれってだろうが、
嫌われ者だったってのがだけで罪なんだろうから ...
仕方ない。はははは。仕方ない仕方ない。
ははははははははは ははははは。
ひさ ... かなり久しぶりに女房と喧嘩した。久しぶりったって精々丸一年くらいしか喧嘩しない時間は流れてないけど。前夫とうまくいってなかった一歳十ヶ月の女児を抱いた女房と出会って二年半の交際を経て結婚して巡り会ってから凡23年になる。王様気質の血液型Oの女房とアブなげが正常値の悪い意味での異端たるAB型の俺。豊臣秀吉がO型で黒田官兵衛がAB型だったらしい。人間53年やって(※女房は一つ上の54歳)経ると大抵の事柄はあきらめ目線で毎日を過ごす。若い頃のツケを死ぬまで払い続けながら死んでくだけだからね。しかしこの現生界もなかなか侮れない程のくだらなさで充たされた世界だったよやっぱり。.... 俺の過去生が罪悪人だったのかなそれともやっぱり。生まれた時から全てがうまくいかなかった。全てが的外れ期待外れ仲間外れだった。女房と出会った事 ... 今では女房に申し訳なく思ったりしてるよ。この世に生まれて来た事や、両親の子として生まれて来た事、世界中の人や両親に申し訳なく思ってるよ。ドブ川の側壁あたりに生まれ変わってりゃよかったんだよな俺みたいなのは。役違いしちゃったよ。
経済力や肩書きや権力 ... まぁ外見的優位性なんかも含まれるのかも知れない ... そうした事柄ではない ... フィーリングや慮い遣りというような事柄だけで ...
いや兎に角ね、
口説いて失敗した数だけ、
しかもそのフラれた、フった女に似たそれ以上の美人を口説き落とし重ねて ...
そういう贅沢な甘い時間を沢山過ごし尽くしたら
新たな恋だの出逢いだの貪らなくなるし、
凡ゆる物事に対する慮い遣りだけで満たされるし ...
うれしいのかかなしいのかわからない涙がとめどなく流れ続けるばかりになるんだよ ... 。
味も色も求めなくなる。
赤子を拝むだけで咽び泣きそうになるみたいな。
はあ、もう還りたい。
平安時代前期の高官である藤原時平は右大臣だった菅原道真を失脚させて藤原氏の政権を確立しました。
菅原道真と藤原時平は互いの父の代から顔見知りで仲が良く宇多天皇も2人が朝延の中心となり敦仁親王(醍醐天皇)を助けてほしいと期待していました。しかし藤原時平は「摂関家」出身であるのに対し菅原道真は家柄が低いことを理由に何度も辞退しています。藤原時平は菅原道真が自分の娘婿である斉世親王を天皇にしようと画策しているとして醍醐天皇に讒言しました。その結果醍醐天皇は菅原道真を太宰府(現在の福岡県太宰府市筑紫野市)に左遷し菅原道真は失脚しました。菅原道真の死後藤原時平や菅原道真の失脚に関与した官僚が立て続けに亡くなったことから菅原道真の祟りだと恐れる声も上がりました。朝廷は菅原道真の霊を京の北野の地に祀り神格化し天満大自在天神としました .......... 。
.......... なんか象徴的だなと感じたりする。
菅原道真と藤原時平 ... 三浦春馬と城田優みたいだったり、五代友厚とその兄五代徳夫みたいだったり ..,
世の中に在る確執のパターンの象徴的な関係 ... 。
俺の兄貴もね、藤原時平みたいな奴なんだよ。
いまだにむかつくわ。
美しい女性を見かければ、
それはやはり普通に心はときめく。
だけどそうした外見の美しさを鼻にかけたような人や世間を見下したような女性やその女性の言動や態度を見かける時 ...
ああ 、やっぱりこの世に
生まれて来なきゃよかった ...
そんな風に念ったりする。
虹もあっという間に消えてしまうのに、
私は永遠というものに憧れながら ...
この世の嫌な事ばかりを念って憂いてしまう。