秋の訪れ

日はまだ高くとも
風は少し冷たい
木々が色づき始め
大地に葉を落とす
食す物も変わり始めた
服も悩む事が多い
少しずつ変わりはじめる
最近まで余程暑かったのに
季節は進んでいくようだ

旅は続く

太陽がジリジリと照りつける中
周り一体に広がる砂漠
後どれほど歩けば着くのか
歩いても歩いても
足を取られる砂ばかり
暑さもあいまって疲労するばかり
水分を補給しつつ歩き続ける
ようやく遠方に何かが見える
どうやら足元も少しずつではあるが
砂から土へと足裏の感覚も変わる
だいぶ歩きやすくなった
更に先に進むと林が見えてきた
何とか暑さからは逃れられそうだ
林に入り先へと進む
簡易的な建物が幾つかある
ここが目的地のようだ
受付を済ませ部屋へと入る
荷物を置いてベッドに飛び込んだ
天井を見ていると
眠気がやってくる
いつしか眠りについていた
ドアのノックする音で目を覚まし
体を起こし夕食を食べに行くとしよう
腹も減っていたのだろう
思ったより食べてしまった
夕食も食べ終わり風呂に入る
またベッドへ寝転がると
また眠ってしまった
朝になり、次の目的地へ
そうして旅は続く

モノクロ

全てを失った世界で
見えてくるのはモノクロ
こんなに多彩に見えていたのに
今は全てがモノクロ
鮮明な夢　鮮明な未来
何も無くなった
徐々に失っていく色彩が
今はもうここまできた
全てが潰され
全てを淘汰された
だった一人のモノクロ世界
色が戻るのはいつになるだろう
まだモノクロの濃淡がある
ここから少しずつ立て直さねば
また彩色へと戻れるように

永遠なんて、ないけれど

永遠なんて、ないけれど
絶対も必ずもないよ
勿論、完璧なんてないよ
それでいいんだよ
この世界にいるんだから
生まれ変わる度に
記憶がリセットされ
寿命がまたやってくる
生まれゆくものは
滅び消えてゆく
劣化という名の滅亡
だからきっと永遠は…

涙の理由

今まで一生懸命やってきたから
とても悔しかったから
あの人が亡くなったから
あの人と別れたから
自分が苦しかったから

涙の理由

人生のシナリオ沢山あるから
沢山の涙の理由がある
だからこそ涙は大事だと思うんだ
沢山頑張ってきたからこそ涙もある