消えない灯り

貴方が消えても
貴方の事を忘れなければ
決して消える事はない
その人にとっての消えない灯り
ずっと灯り続けていくんだ
だから貴方がこの世を卒業しても
貴方を覚えている人がいる限り
絶対に灯りは消える事はないんだ
消えない灯りを持つ者は
悲しむ事もあるだろう
だけど励ましにもなる
それはとても大事なものなんだ

冬の足音

木々の葉が枯れ落ちて
冷たい風が葉を舞わせる
暖かった日々が少しずつ
冷たさを増していく
日が高い頃に現れる
雪の様な色の虫が空を飛ぶ
この雪虫が飛ぶ頃に感じるのは
まさに冬の足音が聞こえそうだ
もうすぐやってくるだろう
舞い散る雪と銀世界

凍てつく星空

一つも曇りなく澄んだ夜の空
満点の星が輝いている
果てしなく広がる暗闇と輝く星
何とも言えない星空
いつまでも外で見ていたいけど
風や空気がとても冷たい
綺麗なのに凍てつく星空
寒い時ほど綺麗見えてしまう
これは思い込みなのだろうか？
真意はよくわからない

霜降る朝

夜が明けて窓を見る
微かに見える白い結晶
その先に見えるのは
植物の葉にも白い霜
周り一体に広がっている
空気の冷たさが身に沁みる
霜降る朝凍てつく冷たさ
また今年もやってくる

時を繋ぐ糸

今こうして自分がいるのは
ずっとずっと昔から続く
祖先への時を繋ぐ糸
これが無ければ間違いなく
自分はいないだろう
祖先たちがどんな時間を過ごし
どんな糸を繋いで来たのだろう
決して自分ではわからない物語
この先もこの時を繋いで
そしてまたこの糸を受け継ぐのだろう
この糸が途絶えるまで