「春爛漫」
私は、先日中学校を卒業した。
長いようであっという間だった三年間、たくさんの学びや経験を得た。
四月からはもう高校生だ。
新しい人たちと仲良く出来るだろうか。
まだ、やりたいことも将来の夢も決まってない私があとたった三年で社会に飛び立てるのかと考えると不安が押し寄せてくる。
だが、体育祭、文化祭、修学旅行、、、一度きりの貴重な時間
勉強もスポーツも全力で楽しもう!
全力で走っていればきっと見つかるはずだ。
私の胸中の不安、期待、感慨を表すかのように校門の傍には
春が元気いっぱいに咲いていた。
「記憶」
春の日、公園で出会った二人。
彼は優しく微笑んだ。彼女はその笑顔に心奪われた。二人はお
互いの名前を交換し、会う約束をした。
それからというもの、二人は毎日のように会い、笑い合い、語
り合った。彼女は彼の笑顔が忘れられなくて、心を奪われる
日々が続いた。
ある日、突然の出来事が二人の間に訪れた。彼は交通事故に遭
い、記憶を失ってしまったのだ。彼女は心配で涙を流したが、
彼を支える決意を固めた。
彼女は彼に優しく接し、二人の思い出を語り、彼の記憶を取り
戻す手助けをした。そして、ある日、彼は突然、彼女の名前を
呼び出した。
「あなたは...私の記憶の中にいた...」
彼女は涙を流し、彼を抱きしめた。二人の愛は記憶の中で繋が
り、永遠に輝き続けるのだろう。
「これで最後」
私は月明かりの下で、想いを書き綴った。
かつて一緒に過ごし仲間達、初めて恋した人を思い浮かべる。
余命宣告された時は頭が真っ白になった。
「なんで私だけ…」と何度思ったことか、
周りと同じように、青春して、大学入って、就職するんだと勝手に思ってた。
でも、みんなに伝えたら、沢山の思い出を作ろうとしてくれた。おかげで、写真だけでスマホの容量がいっぱいだ。
ある時、ふと口にした。
「天国ってあるのかな」
「俺はあると思う。今まで頑張ってきた人が天国で贅沢三昧してると思った方が都合がいいだろ」
青空の下、その青年は太陽に負けないぐらい眩しい笑顔で言った。
日記を閉じる。
時はいつだって残酷に平等に過ぎていく。
ふと、体が軽くなり楽になる。
穏やかな表情で目を閉じる。
静まり返った夜、机の上には一冊の閉ざされた日記があった。
「閉ざされた日記」