たまお。くん♂

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9/19/2024, 3:30:59 PM

時よ止まれ

このまま時が止まってくれればどれだけ良いことか。
窓に浮かぶ月に目をやりながら、ランタンの揺れ動く灯火に照らされそう思った。
誰のことを気にすることもない。穏やかな時間。
静かな自室に流れる音楽も相まって、まるで自分が読んでいる本の主人公にすら思えた。
いっそ時間を止めて、この本の中に行ってしまいたい。
また朝が来るのが怖いほどに穏やかで美しいこの時間から離れたくない。
時計の針を押さえても時は進む。どうか本当に時が止まってしまえば_____。

9/18/2024, 3:54:48 PM

夜景

ふと、作品を描いている途中にカーテンを開けてみた。
真っ暗な外にぼんやりと光る小さな光たちが、まるで何かの宝石のようで、美しかった。
沢山光のある建物があるわけではない。田舎の数少ない小さな建物と、街灯と、車の光。それに星と月も見える。
夜景というのは少しばかり寂しい景色でもあるが、疲れた私の目には十分な灯火だった。
窓から匂う季節の香り。夜は澄んでいて心地が良い。
耳栓から流れる音楽と、ほんの少しのこの灯火が私の心を落ち着かせた。
今夜はいい夜だ。

6/29/2024, 2:35:57 PM

入道雲

6/27/2024, 12:46:55 PM

ここではないどこか

6/26/2024, 4:31:51 PM

君と最後に会った日

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