好きでも嫌いでもなく、どうでもいい、その内面の世界から存在しなくなっちゃうのが、最も寂しいし最も残酷だわな。
夏の焼けたアスファルトに降り始めた雨って、その場で乾いてまるで頬の涙の跡のようになるし、もう少し振り続ければ、焼けた埃が蒸発するような夕立のにおいになる。
君だけのメロディ🎵 というのは、君が作ったオリジナルの曲ということ?
それともキミを見たりキミのことを考えるといつも脳内再生される曲ということ?
どちらか分からなくてしょうがないので、どっちも兼ねてるのが、最近ではスーパーの販促品コーナーに置いてる「呼び込み君」。
しかもあのメロディーにのせて適当な替え歌を歌うやつがいて、もう脳内再生されまくる。
(ハヤーシライス、ハヤーシライス...🎵)
沖縄の言葉にイラブーとかイラブチャとかいうのがあって、イラブーは海ヘビ。
海ヘビは久高島で海人さんたちが獲るらしいんだけど、意外と噛まないらしくて、ある程度獲れたら浜にあげて、海人さんたちがヒップドロップをカマすらしい。
これを丸めて乾燥させて、「蜷局の盾」みたいな形にして公設市場でも売られてる。
イラブチャはあの青いブダイのことで、これは微妙な金色とのグラデーションが綺麗、食べても美味しい。もちろんイラブーも、こちらは宮廷料理のグレードで美味しいんだそう。
伊良部島っていうのもあるけど、こちらは海ヘビとは関係なさそうで、ヤマトの古語にも見られる 「緑に彩られた美しい島」を意味する「いらふ」にちなむらしい。
もちろんこちらは食べられない。
雨音に包まれる、というと、車の中でもいいんだけど、もちろん圧倒的に山の中で、360°雨の音。雨具のフードやテントに打ち付ける雨粒、風に鳴る木々の葉、そしてときどき光る雷鳴。
なんだけど、どうしても吹き付ける雨で顔もべたべた、メガネなんか使えなくなってるし、地面もぬかるんでじわじわと水分が靴下やパンツに染み込んでくる、頼りのテントもなぜか雨漏りし始めるので、たいがいもう身体はずぶ濡れで冷たくてかなわない、現実にはかなり途方に暮れた状況になるはず。
なのでむしろ某動画サイトの『雨のキャンプ動画』を、照明を落とした部屋のテレビ画面で、音のいいヘッドフォンの音量を上げて、up主といっしょに無言でコーヒーなんか飲みながら見るのがベストだと思う。