no name_1103

Open App
10/16/2022, 2:09:46 AM

#7 ブランチ。

遅めの朝ごはんを食べる。
はぁー。疲れた。
最近は、忙しくてなかなか休めることができなかった。
だから、休みの今日は、朝遅くまで寝て、ぐたぐだしてみた。
できるだけ、無駄な時間は過ごしたくはないけど、今回はしょうがない。

鋭い眼差しで色々な人が見ている世の中。
こんな世の中に生きることはとても大変なことだ。
体も心を疲れた。
でも、そんな時こそ趣味でもして元気を出さないと。

誰も助けてはくれない。
自分の理解者は、自分だけなのだ。

また、明日から忙しくなるんだろうな、と憂鬱に思いながらもいつもより短い一日が始まっていく。


___鋭い眼差し

10/14/2022, 12:25:40 PM

#6 真っ暗の夜。

星はなく、ただ月が輝いていた。
見上げるような高い場所で月が光っていてとても綺麗だ。
星一つない真っ暗な夜空だからこそ、いっそう美しかった。

こんな美しい月をいつまで見られるかな…なんて。
朝日と月夜の下で必死に生きよう。
朝と夜が一番素敵だと思う。
一日の始まりと一日の終わりって感じ。

これからも、高く高く、あの月のように頑張ろう。
悔いのないように必死に生きなきゃ。
明日も、明後日も。


___高く高く

10/13/2022, 1:01:21 PM

#5 白い太陽が眩しい朝。

「おはよー!」

そんな言葉から、もう一人の自分が始まる。
友達と一緒に"沢山の人生がある場所"に行く。
明るい声で話していたけど、空に薄い月があることに気づく。
白くて、密かにある月。
それでも、気づいた人はなんか嬉しくて、自分からアピールをしていなくても自然な状態で、素敵な存在っていうのがいいなと思っていた。

やっぱり、朝の月もすごく綺麗。
朝の月みたいな存在になりたいとも思う。
ありのまんまの状態で、素敵って思われたいなって。

そんなことを思っていると、名前を呼ばれた。
月に見惚れてしまい、あまり話を聞いていなかった。
謝りながらも、友達の顔を見る。
友達は、怒ってはいなくて「なんか、めずらしいね。ボーっとしてるなんて」そう言われた。
また、笑顔をつくりながら、「ごめん、ごめん」そう言った。
友達が言うように、いつも頭を働かせて、明るく話していた。
ありのままの自分なんて知らないから、そう思っていることも誰にも言えないから。

ありのままの自分は子供っぽくはない。
だから、もう一人の演じている自分は子供のように生きよう。
心の底からは、素直になれない。ただ、無邪気に笑えないから。みんなの前では、子供のように無邪気に。


ただ、友達とは明るく、楽しく過ごしていきたい。
人生を幸せに生きていたいから。

今の自分でいいんだ。これで幸せに生きれれば。

そして、今日も同じように一日が始まる。


___子供のように

10/12/2022, 10:21:36 AM

#4 秋の夕暮れ。

はぁー、とため息をつきながら帰り道を歩く。

「また明日ー!!」
「うん!またねー!」

笑顔で明るく、元気な声。
そんな会話で終わる。

今さっき、言ったのは本当に自分だったのかな。
たまにそう思う時がある。
ありのままの自分はきっと誰も知らない。
知らなくていいことだし、知られたくないことだ。


空を見てみると、美しい橙色や紫色になっていた。
あと少しで、日が沈みそうだ。何時間かで今日も終わる。

今日は、早く起きたことをあって一日が長く感じた。
一日、長い時間を過ごせたけど、あまりいい事はなかったかも。どんな時だって、嫌だと思うことがあって、我慢しないといけないことばっかり。すごく疲れる。
でも、前向きに必死に生きなきゃ。

ほんの小さな事でも、楽しかったことを思い出して、心を温める。ポカポカしてきたら、自然と笑顔が出るから。

とりあえず、家に帰れるし、自然体の自分に戻れる。
"沢山の人生がある場所"は、すごく面白いけど、ありのまんまではいられないから、こうやって解放されると気持ちいい。
嫌だったことは、全て吐き出して、もって帰らない。

笑っていれば、この先も笑える。きっと。

音楽でも聴いて、勉強しよう。
そう思うと、家にたどり着いた。ドアを開ける。

そこには、落ち着く空間が待っている。


___放課後

10/11/2022, 1:51:22 PM

#3 急に寒くなった早朝。

「寒っ」と呟きながら、布団を顔のギリギリまでかぶる。
まだ秋のはずなのに。
薄い長袖を着ていたけど、それでもすごく寒い…。
いつも以上に冷たい空気に肌が触れて、目が覚めてしまう。
今は、何時だろうと、スマホを開く。
5時、か…。迷いながらも、思い切って起きることにする。
なかなか、この時間には起きないわけだし、たまには早起きしても良さそうだ。

カーテンを開けて、薄暗い空を窓から見てみる。
昨日は、雨だったけれど、もう晴れそうな予感。
昨夜の涙は、忘れて、また前向きに一日を過ごさないと。

同じ朝は、二度とない。

こんな早く目覚めるのも運命な気がする。
だって、こうやって早く起きたことで一日を長く感じられるわけだし、いつものルーティンとは時間がズレるから、何かしら出会いがあるかもしれない。

人生の日々は、巻き戻せないからこそ、"今"この瞬間を楽しんでいかないと。青い瞬きを。

そう思って、また今日が始まっていく。


___カーテン

Next