hsk

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1/26/2023, 10:59:34 AM

フリーらしいよ

聞こえてきた声に、胸が高鳴り躍る

あなたは、手の届かない存在で
声をかける勇気のない私に気付いてくれる事はない

だから

誰のものでもないという安心と
いつか誰かのものになってしまうという不安が

同時に押し寄せては、臆病な心を震わせる

1/25/2023, 10:29:16 AM

またね、と言った僕の顔は夕陽の悪戯のおかげで
きっと君には見えてなかっただろう

果たせるかも分からない約束を
守ることに必死で僕は生きている

また、病気と副作用に身体が蝕まれていく

次はいつ会えるのか
カレンダーを眺め、深い深いため息をつく

1/24/2023, 11:35:03 AM

明日、世界が滅亡する

あの子を虐めていた子は
悲劇のヒロインのような顔をして
一目散にどこかに駆けて行った

争いを続けていた両国の人間は
途端に争いをやめて自分の国へ帰った

残されたあの子は
残された人々は
その絶望を喜んだ

なんて、夢を見た

夢の中のあの子と私が重なって
現実ならどれだけ良かったかと嘆いた

いつだってそう、
みんな自分のしている事を正当化するのに必死で
弱者の声は、まるで届かない

1/23/2023, 9:17:33 AM

過去に戻って間違いのない選択をとか
未来で起こる嫌な事を回避できるとか

例えどんな誘惑が聞こえてきたとしても

きっと何度でも、同じ人生を巡るだろう

不器用で、下手くそで
上手く生きることができない

人より何倍も遠回りをする生き方を

今を、私なりに楽しんでいる際中だから

1/19/2023, 1:24:32 PM

いつもと同じ時間、いつもと同じ場所

待ち合わせなんてしていないけど
ソワソワと君の帰りを待つ

待ちくたびれて壁に背中を預けた時

コツコツと近付く足音
ああ、すぐに分かる君の足音

今日は気分良く高いヒールを履いて行ったよね

帽子を目深に被りなおす
僕の横を君が通り過ぎる時に
君の香りと僕の匂いが重なる

君は気付かない、同じ香りをさせる僕に

部屋の電気がついた事に安心すると
足早に立ち去る
ただ、君に会いたくてしょうがない
この衝動の止め方が分からない

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