8/23/2025, 4:21:12 PM
愛情も好きだと思う気持ちも
踏みにじられ過ぎた時間が長過ぎて
好きだなと思うのに、その感情は遠雷のようにどこか他人事で
何かが悲しくて泣いてるのだとは思うのだけれど
その感情さえ遠くて思い出せない
───「遠雷」より
8/21/2025, 8:49:15 PM
産まれた時はあんなに小さく心許なった子が
ひとり立ちし家を出ていく背中を
立派に育ったものだと見送る
南へと向かう巣立ったばかりのツバメと
大きくなった我が子の何とも言えない背中を重ねてしまう
そんな親心を書きたいが
私には残念なことにそれを書く文才がない
ただ君が健やかであることを願う
──「君と飛び立つ」より
8/20/2025, 8:19:19 PM
スピッツのロビンソンかと思ったら
違った。チェリーだったし、きっとじゃなかった。
僕はいつもこうだ、勘違いした早とちりばかり
愛してるの響きだけじゃ強くなれなかったけど
想像した以上に騒がしい未来で、僕は生きてる
いつかまた、巡り会えるかな、毛皮を着替えた君と
──「きっと忘れない」より「猫は毛皮を着替えて戻ってくる」から
4/15/2025, 6:31:07 PM
春はどこ?
あの穏やかで暖かい日常が恋しい
冬の後には春がいい
──『春恋』より
4/21/2024, 6:53:00 PM
一粒の雫に
こぼれるほどの想い
こんなに重たい水滴
重力に逆らう方が難しい