産まれた時はあんなに小さく心許なった子がひとり立ちし家を出ていく背中を立派に育ったものだと見送る南へと向かう巣立ったばかりのツバメと大きくなった我が子の何とも言えない背中を重ねてしまうそんな親心を書きたいが私には残念なことにそれを書く文才がないただ君が健やかであることを願う──「君と飛び立つ」より
8/21/2025, 8:49:15 PM