〈これからも、ずっと〉
私はこれからもあなたと生きたい
あなたたちと生きたい
その願いをきいてくれるだろうか
こんな私と共に生きてくれるだろうか
それは分からない
私もあなたも
未来のことだから
でもいまだけでもこの切実な願いをきいてほしい
私は生きたいから
〈沈む夕日〉
太陽は夕日である
夕日は太陽である
日の出のときは朝日
日の入りのときは夕日と呼ばれる
夕日のとき空はオレンジや赤のような色に染まる
でも全く同じ色に染まったことは1度もない
それはそうだ
全く同じ日なんてものは無いのだから
私たちが見る景色はいまにしか見れない景色なのだ
同じものでも時刻や動きによって呼び名が変わるのは
当たり前にあると思っている太陽を
この空を見ることができるのはいまだけなのだと
私たちに伝えるためでもあるのではないだろうか
〈君の目を見つめると〉
君の目を見つめると私が映る
君が私の目を見つめると君が映る
鏡のようだ
でも私は君を見ている
君は私を見ている
お互いがお互いを見ている
私たち人間はお互いを見て話すことができる
お互いを見て声を聞くことができる
お互いを見て喜怒哀楽を感じ表現することができる
お互いを見ることでしか分からないことがあるのだ
〈星空の下で〉
星空は綺麗だ
それはたくさんの人が思うだろう
広い空にまんべんなく散らばっている星たち
まるで私のためだけにつくられた空のようだ
けれどこの空はどこまでもつづいている
昨日も今日も明日からも
見るのはこの空だけなのだ
そしてこの空を見ているのは私だけではない
私の全く知らない土地にいて全く知らない人が
時刻も違って空の色も違う空の下にいる人が
私と同じ空を見ているのだ
それはなんて素敵なことなのだろう
〈それでいい〉
自分のありのままの姿を出すのは
悪いことなのだろうか
自分のありのままの姿は
ダメで批難される姿なのだろうか
周りの目を気にして
本当の自分を偽っている自分の方が正しいのだろうか
自分の本当の気持ちはどこにいったんだろうか
自分を偽って何を守っているのだろう
何を恐れているのだろう
ずっと偽ったままなのだろうか
それは違う
偽ったところで何が変わる
何も変わらず
周りの目から恐れて逃れようとしているだけだ
それならありのままの姿を出した方がいいのではないか
周りのために自分を偽る人生をおくる必要は無い
自分の人生は自分だけの人生なのだから