〈沈む夕日〉
太陽は夕日である
夕日は太陽である
日の出のときは朝日
日の入りのときは夕日と呼ばれる
夕日のとき空はオレンジや赤のような色に染まる
でも全く同じ色に染まったことは1度もない
それはそうだ
全く同じ日なんてものは無いのだから
私たちが見る景色はいまにしか見れない景色なのだ
同じものでも時刻や動きによって呼び名が変わるのは
当たり前にあると思っている太陽を
この空を見ることができるのはいまだけなのだと
私たちに伝えるためでもあるのではないだろうか
4/7/2023, 12:13:54 PM