12/4/2024, 1:44:51 AM
さよなら言わないで
死んだら終わり、さよならは言わないで
あらそうなの、こんなことなら好きになんじゃなかったよ、
言ってしまえばそれが現実だと受け入れなければいけないじゃないか、
そんなことは嫌だ、
さよならしないでお願いだから、
あなたのお話を聞きたいの
11/26/2024, 11:20:35 PM
#微熱
微熱な体温
今に消えゆくほころびを見つめる
「名はいらないね、いずれ消えゆく代物だ」
彼は、それを腕に包むとつまらなそうにそう呟いた
「おやすみ」
深い穴のそこにそれは落ちると、言いよ得ぬ恐怖に染まる
土深く闇の中に微熱のしていたそれは静かに消えた。
10/1/2024, 10:07:01 PM
#たそがれ
たそがれを思わせる
夕暮れ時陽の光と夜が交わる風景写真
どこで撮った写真かわからない
不思議と胸が締め付けられる。
7/19/2024, 3:59:51 AM
私だけ
透明人間の私だけ
騒がしいお昼休み私を呼ぶ声は聞こえない
おはよう
喉の奥に詰まった言葉
ただいま
一度もその言葉が返ってくることはないけど
一人で食べる夕食
家族に見えない私の姿
4/18/2024, 3:20:36 AM
#桜散る
満開の桜の木下
あんなにイキイキしていた新社会人の彼は、今では死んだ魚の目で電車のつり革にしがみついてた。
桜散る季節だね。