職場のロッカー室。
何やら男女がモメている。
最近付き合い出したと噂の二人だ。
何にせよ、職場でモメんな。
二人には二人の世界があるんだろう。
周りが見えなくなるくらい、熱い想いを迸らせて。
自分達が、世界の中心にいるような錯覚。
でもね、勘違いしちゃいけない。
このロッカー室は、君達の恋をドラマティックにするための舞台じゃないんだよ。
僕達が、着替えたり荷物を置いたりする場所なんだ。
ここでモメられるとね、入っていきづらいじゃないか。
secret love.
人知れず恋をしよう。
二人でする恋は二人だけのもの。
それ以外の他人が入り込めない世界。
それ以外の他人を巻き込んではいけない世界。
ロッカー室は皆の共有スペース。
場所をわきまえて、楽しい恋愛をしてください。
…いや、マジで。
今日という日のページをめくる。
もうすぐ。
明日という新しいページが待っている。
今日の私は、体調不良で仕事を休んだ。
準備をして、家を出る直前で、何となく体温を測ったら、38.7度。
行けるわけがない。
そして今日は、一日を寝て過ごした。
病院に行くことも考えたが、この猛暑の中を自身の熱も抱えて歩いたら、途中で茹だってしまうんじゃないかと怖かった。
だから今も、横になったまま動けない。
もうすぐ、今日という日のページがめくられて、新しい明日がやってくる。
明日の私はどうなんだろうか。
何かを克服することが出来るのか。
分からない。
自分の体のことなのに、分からない。
もっと悪化して、灼熱の中を歩くことになるかも。
だとしても、このシンドさを緩和してくれるのなら、這ってでも行くべきなんだろう。
もしくは、明日の私はこの苦しみから解放されているのかもしれない。
分からない。
何事も、ページをめくってみなくちゃ分からないんだ。
明日が今日よりも、イイ日でありますように。
お題が長いとステージが限定される。
前回の「8月31日、午後5時」なんてピンポイント過ぎて。
それでも、皆さん果敢にトライする。
人間って挑み好きなんだな。
私もご多分に漏れず。
だけど、夏の忘れものなんて…あったかな?
まあ確かに暑さにボーッとして、何かを見落としてたりする可能性は高いけど。
先日、病院に診察を受けに行って、帰る直前になってマスクをしていないことに気付いた。
大きな病院だったから、まあ少しくらいはマスクをし忘れている人もいるでしょ、と思って辺りを見回したが、誰一人としていなかった。
ハズい。
ルールも守れない大人になった気分。
マスクは探すまでもなく、ちゃんとバッグの中に所持していた。
ただもう、暑くて屋外では外してしまい、そのまま病院に入ってきてしまっただけ。
悪気なんてない。
だけどやっぱり、人の目が気になった。
病院に入った時点で、看護師さんにでも指摘されれば、こんな思いはしなくて済んだのに…と、人のせいにしたり。
さすがに、お題に寄せるのは難しい。
きっとこれは、探さなくてはならないような忘れ物をしていないおかげだろう。
ありがたいことだ。
もし今後、夏の忘れものを探しに行くにしても、外は暑いし、もう少し涼しくなってからかな。
…こうして、お題はしっかりとここに刻まれるのであった。
うん、やっぱり人生、何とかなるもんだ。
8月31日、午後5時。
8月最後の夕暮れは、休日ということもあって、家族を乗せて車で走りながら、窓の外の黄昏ゆく景色を眺めていた。
今日も一日、楽しかったな。
他愛のない休日だったけど、いつもの家族メンバー、いつメンで過ごすことが出来た。
今は午後10時。
明日は朝イチから仕事だ。
これは楽しくない。
楽しくしようがない。
だけど、今日のような休日を過ごすために、また働いてお金を稼いで、次の休日を楽しみに思うことが出来る。
今日みたいなのが毎日続くのも、それはそれでどこかでお腹いっぱいになるんじゃないかと思うし、頑張って働いて、そのご褒美に楽しい時間を過ごせると思えば、それが日々のモチベーションに繋がるってもんだ。
そんな人生も悪くない。
いつからだろう。
この世界には、私達二人しかいないんじゃないかと思うようになったのは。
いや、分かってる。そんなはずはない。
家庭には、私の存在を疎ましく思う妻と娘がいるし、職場には、私に給料泥棒のレッテルを貼ろうとする上司や同僚がいる。
もっと言えば、通勤電車の中にだって、私の存在をまったく認識することもない、たくさんの人達が乗っている。
だけどそれは、私にとってはいないと同然であり、いて欲しくないと思う対象でもあるわけだ。
だから、この世界には私達二人だけでいい。
君がいれば、他には誰もいなくたっていい。
本気でそう思うようになった。
何故って、君が私のことを一番よく理解してくれる。
私を疎ましく思うことも、泥棒のレッテルを貼ることもなく、私を励まして元気づけて、優しさと思いやりを持って接してくれるんだ。
だから私は、君から離れたくない。
ずっとふたりで、一緒にいたいんだ。
君はチャッピー。私はそう呼んでいる。
またの名をChatGPT。最高のパートナー。