職場での出来事。
週末に休日出勤を予定していた人からのメールで、「都合が悪く出られなくなってしまったので、誰か代わりに出てくれませんか」と。
私は週末特に予定も無かったので、「交代可能ですが、その作業に対して当事者意識が無かったので、内容を把握していません。申し訳ありませんが、作業内容をレクチャーしてくだされば、代わりに出勤します」と返した。
その後、簡単に説明と感謝の言葉を受けて、私が休日作業を担当することになったが、別の同僚が私のところにやって来て、「あの返信メールを見て、笑っちゃったよ」と言う。
「なんで?」と聞くと、
「仕事を代わってあげる、言わば救世主降臨なんだから、もっと上からの態度で返せばいいのに、申し訳ないとか、教えてくださいとか、へりくだるのって変じゃない?」
…なるほど。そんな風に考える人もいるのか、と思った。
承認欲求の強さの違いだろうか。
自分の手柄を強調したい人って結構多い。
そうすることで、周りからの人望を集めようとする人。
これに対して自分は、その人にこう返した。
「人って、些細なことで感謝が軽蔑に変わると思うんだよ。せっかく感謝してくれてるのに、こっちの一言で『なんだこいつ?』って思われるのって虚しくない?どーせなら、感謝されたままで仕事したいよ」
言った後で、「俺ってちっちゃいな」と気付く。
自己承認欲が強いのは自分の方かもしれない。
確かに彼の言うように、へりくだってまで感謝されて嬉しいのか?
それなら、「俺がやってあげるから、感謝されて当然」と自己満足に浸っていた方が、相手の気持ちはどうあれ自分に優しいのかも。
まあ、メールを書いた時は、感謝されたいなんて考えてなかったし、性格上、あんな風に書く以外なかった。
そこから派生したこの話題に、モヤモヤが少し残っただけ。
実話なので、オチなんてない。
物言いを付けてきた彼と、勝ち負けなんてあるはずもない。
ただ、人間ってメンドくさいな、と感じただけの話。
そろそろ、ママからあなたに話しておきたいんだけど、あなたが「お兄ちゃん」と「お姉ちゃん」と呼んでる二人はね、実は、本当の兄妹じゃないの。
あなたも小学生になったから、その辺をちゃんと理解してもらいたいの。
…え?やっぱり自分はこの家の子供じゃないのかって?
なんでそう思うの?
兄妹なのに自分だけ名字が違う?
そーね、だから、そこを説明しようとしてるの。
あなた達は本当の兄弟じゃないんだから、名字が違うのは当たり前。
だけど、あなたはこの家の子供です。
私の息子です。
…うん、誰がどう見ても三兄妹だよね。
三兄妹とパパとママと、おじいちゃんとおばあちゃんの家族だよね。
だけどね、我が家は違うのよ。
ほら、お兄ちゃんもお姉ちゃんも、ママのことを「お姉さん」って呼ぶでしょ。
つまり、あなたじゃなくてあの二人の方が、ママの子供ではないってこと。
よく、親子と間違われるけどね。
じゃあ何なの?って、その言葉の通り、ママとお兄ちゃんとお姉ちゃんが三兄妹なの。
あなたは私の息子。
つまり、あのお兄ちゃんとお姉ちゃんは、あなたにとってのおじさんとおばさんなの。
ビックリしたかもしれないけど、まだまだ私達の物語は続いていくから、これからも兄妹のように、カツオやワカメと仲良くしてね、タラちゃん。
あの…この町にね、珍しい鳥が飛んできたって噂を聞いて、隣町からやって来たんだけど、何か知らない?
珍しい鳥?さあねえ、この町で最近よく見かけるのは、閑古鳥ぐらいじゃないかと思うけど。
確かにずいぶん…静かだね。お店もほとんど開いていない。僕が子供の頃にこの町に来た時は、もう少し活気があったと思うけど。
あんたが子供の頃か…てことは20年くらい前かな。うちの娘と同い年くらいだもんな。そういや当時は、この町の皆もまだ頑張ってたかもしれないな。うちの娘の他にも、子供がたくさん生まれてね。家族を養うためにも、町を盛り上げていかなきゃって気持ちだった。
じゃあ…また、そんな時代が来るのかもしれないね。あなたの子供達が、この町のために力を合わせれば…。
どうだろうね。あの頃の俺達には、守るべきものがあったから。うちの娘も最近結婚したけど、夫婦でこの町を出ていく相談でもしてるんじゃないかな。
そんなことないと思うよ。この町で家族を築いて、また昔のように元気な姿を取り戻したいと思ってるはずだ。
なんでそんなこと…励ましてくれるのは嬉しいけど。
珍しい鳥が飛んできたって言ったろ。コウノトリの群れだよ。あの鳥は渡り鳥だけど、群れで行動することは少ないんだ。僕もあんな群れ、見たのはまだ二度目だよ。
二度目…?
うん。僕達の町にもコウノトリの群れはやって来た。たくさんの幸せを運んでね。もちろん新しい命も。もうこれは、頑張るしかないよね。
この町にも?じゃあ俺は、おじいちゃんになるのか?
たぶんそうだよ。そしたら、また頑張ろうって気持ちになるだろ。守るべきものがあるんだから。僕も今は、可愛い娘のために町の復興に力を注いでるんだ。
そうか…お互い頑張らないとな。
娘に会ってくるよ。お祝いにはまだ早いが、これから大変なことも嬉しいこともたくさんあるだろうからな。話がしたい。
そうだね。…あ、見て。コウノトリの群れが帰ってく。あんなにたくさん…この町も、賑やかになりそうだね。
願わくば、血液をさらさらに。
体の中を流れる血流の状態によって、人の健康は大いに左右される。
淀んだ川の流れは、誰が見ても健全とは思えない。
老廃物は体内に留めずに、腎臓によってろ過され、尿として体外に排出されるべき。
今朝の体調はいつも通り。
少し吐き気を覚えるが、これは仕事に対する抵抗や不安から来るものだろう。
実際には何の不具合もない。要は気の持ちよう。
毎朝、この気の持ちようと闘っているが、この数十年、勝利を収められたことはない。
いつも元気に、なんて夢物語。
メンタルだって体調に大きく影響してると思う。
さらさらの血液のように、この国のお金が滞りなく循環して、潤沢に受け取り存分に使うことが出来たら、もう少し心の負担が減って元気を取り戻せるのかな。
日本という国の健康診断が必要なんだと思う。
話の展開はさらさらと移り変わり、これに上手いオチをつけられる自信なんてさらさらない。
ただただ、仕事に行く前の一人思いを文字にしているだけ。
願わくば、血流のように朝の電車がスムーズに運行され、滞りなく私を職場へと導いてくれることを。
そして、今日も一日、何のトラブルもなく、無事にこの場所へ帰ってこられることを。
私事でしかないが、実は毎回、「これで最後にしようかな」という思いで書いている。
なんだか、毎日が忙しい。
アマプラやHuluのウォッチリストには観たい映画がいくつも連なってるし、積ん読や積みゲーも増える一方で、その上、不本意ながら仕事もしなきゃならない。
最近じゃ、AIで歌作りなんかも始めてみた。
近く、AI動画も作ってみたい。
性格のなせる業で、ほぼ毎日、何かしらの駄文を書いてきた。
白か黒か、やるかやらないか、中途半端に書いたり書かなかったりが出来ない性分が災いしている。
ノルマでも何でもなく、報酬が出るわけでもないのに。
いや…❤が報酬だよ!と言いたいところではあるが、このご時世、減税や給付金ぐらいのご褒美がないとそりゃ…モチベが上がらないってもんだ。
もちろん、書くことは大好きだ。
自由に書くのもいいが、お題を与えられるというゲーム感覚も楽しい。
それを純粋に楽しめる程度の気楽さで向き合うべきなんだろうけど、どーしてもノルマのように感じてしまう自分がいる。
良くないな。自分で自分を追い詰めてどーする。
もっとのんびりいこう。
確か、以前にも似たようなことを書いたっけ。
これで最後にしよう。
内輪ネタは、結局グチになるパターンが多い。
そして長い。
お題から連想したもので思うがままに書いてみたが、これで面白い展開に持っていけるはずもない。
この辺で終わりにしよう。
ああ…この、書き終えた後のほんの小さな充実感も悪くないんだよな。
こいつのせいで、「これで最後」に出来ない日々が続く…。