次郎

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10/2/2024, 2:39:37 PM

『奇跡をもう一度』

奇跡なんて、この世にないと思っている。
奇跡という言葉がそもそも私は嫌いだ。

奇跡的に数字がゾロ目になったとか、奇跡的に同姓同名に会ったとか、
偶然がただ積み重なっただけなのに、初めの一回目を奇跡と言って、そこに影も形もない存在を信じている。

一回目をもう一度なんて、
もうそれは奇跡なんかじゃない。

私達が、それ選択したに過ぎない結果であり、
行動を起こさない限り、奇跡というものも起きないものである。

本来の奇跡というものは、行動を起こし紡がれた命の上に私達が立っている事、それこそが奇跡と言えるのでは無いだろうかと私は思う。

今生きる私達に紡がれてきた奇跡は
これから先へと紡いで行かなくてはならない。




10/1/2024, 3:29:36 PM

私は、夏の大きい雲を見ると、
あの日を思い出す。

貴方が、病室の窓から外を眺めている景色にあった大きい夏雲。

私は、その夏雲を見ている貴方の横顔に胸が締め付けられる思いだった。
いつまで、この横顔を見ていられるだろうか。
貴方は、その景色に何を思っているのだろうか。
貴方の気持ちを知りたくても、知れないもどかしさに胸が痛んで泣きたい毎日だった。

でも、あの日に選んだ貴方の思いは、正解だったと思ってる。
貴方が、病室から眺めていた目線の先にある思いは本当はずっと帰りたいだったでしょう?


人生に正解なんてものは無いけれど、
あの日だけは、間違って居なかったと思ってる。

だって、
夏の大きい雲を見る度に、
あの日の貴方の嬉しそうに笑った顔を思い出せるのだから。