NoName

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10/26/2022, 3:07:10 AM

お題 友達

無性に話したくなる友達がいる。思いつくまま話し続けて、気がつくと帰る時間。あー楽しかった、と思える友達が近くに居たらいいなと思う。
距離は友人関係には関係ないけど、近所に住む友人も持つことに憧れる。
大人になれば、友達を作ることは昔ほど簡単では無い。
大事な事を遠慮して話さなくなったりする。
こんな重い話は負担じゃないだろうか、と。
多分気を使いすぎている。

10/22/2022, 11:48:28 AM

お題 衣替え

猫は衣替えをしない。なんなら一生着たきり雀。だから一生懸命、脇目も振らず毛繕いをするんだろうか。メンテナンスが彼らの仕事。

四季がある日本にいると服を出したりしまったり、人間には年に数回、やる事がある。出した服のポケットから、古い買い物のメモが出てくる。食パン、リンゴ、付箋、靴下… これを書いた時の自分は確実に今よりも少し若い。その頃よりも少しは賢くなってるのかな、と考えてみる。猫が老けた分、自分も老けてるんだけど。何回衣替えをしようが、中身は変わってないと感じる。

あと何回、出したりしまったりをやるのだろう。ただ機械的に行うのではなく、季節が移り変わるのを、もっと豊かな感性で感じるようにしたい。

10/16/2022, 12:39:06 PM

窓から差し込み、室内を照らす秋の陽射し。時が経つにつれて静かに移動し、猫の寝顔を横切り、飲みかけて忘れ去られたコーヒーをほんの少しだけ温める。生きることに絶望している私の脳裏に、「希望」という文字が唐突に薄らと浮かぶ。光に照らされた猫の和毛を撫でてみる。いつものように柔らかい。もしかすると絶望も悪くないのかも、と思い直す。ひょっとすると生きるのに理由なんて必要じゃないのかも。とりあえず、まずはコーヒーをちゃんと淹れ直す為に、立ち上がろうか。