「楽園」
獲物がたくさんだ。
ワクワクする。
目の前に獲物がワサワサと動いている。
興奮する。
さぁ、殺し合え。
我の楽園を作れ!
血と信念、憎しみを
正義という名の元に
「刹那」
あぁ、わかってしまった。
これまで僕は、君のことを“点”でしか捉えられなかった。
笑う顔
怒った顔
泣きそうな顔
真剣な顔
心配そうに僕を見る顔
楽しそうに弾む顔
ふっと優しく笑う顔
どうしてだろうと、ずっと思っていた。
けれど、点はいつか線になる。
ひとつひとつの刹那がつながって、君という輪郭が浮かび上がる。
その瞬間、気づいてしまった。
――大好きなんだって。
「生きる意味」
なぜ 生まれたかを問わずに生きる意味を問うのか?
賢者はそう言って相談に来た者を見つめる。
その奥深い黒い瞳は光りも届かないぐらい黒い。
生まれた意味ですか?
相談者はまぶたを伏せた。
両親がいたからです。
私は貧しくても正直に生きる両親を尊敬しています。
私は両親を守り、幸せにしたい。
相談者はまぶたを開く。
賢者は言った。
生まれた意味など後から考えればよい。
そなたには生きる目的があるであろう。
そなたの両親も然り、そなたを守り慈しみ育てた。
それらの積み重ねだ。
腹が減り、排泄をする。
泣こうが叫ぼうが痛かろうとな。
人が生きるのはそういう事だ。
意味は人それぞれだ。
「善悪」
極振りしたらいいんだよ。
は?
だって、善悪判断なんてふたつに分けられないだろう?
ふたつに、分ける?
その行為は善
その行為は悪
俺の善悪基準とお前の善悪基準は同じじゃないだろう。
だから、極振りするんだ。
優しいお前は善
暴力的な俺は悪
どうだ?
気にいらないから壊す
これは俺だから悪か?
環境改善したら善か?
それに苦しんでた者にとっては善か?
優しいお前が助けたらそれが世界を破滅に導いたら?
善か?
困るよな?
だから、合体しよう。
ひとつになって。
こうして心は一緒になった
理性はまだない。
「流れ星に願いを」
すごい!!
こんなに流れ星が見れるなんてサイコー!
何十年に一度の流星群だ。
嬉しかったのも束の間らしくシユンとする
あんなにお願い出来ないよ!
独り占めとは贅沢な事を言う
地球の反対側は昼間だ
したくても出来ないのに
もうすぐ隕石となって降り注ぐための周回起動にのる
最後のお願いは
助けて だろう?