ちる

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8/30/2024, 4:13:38 PM

落として割れたボトルから
甘い甘い香り

あなたに会う日だけ
特別に纏っていたそれは

いつからか
棚の隅へと追いやられて



割れた瞬間に
あなたが溢れた





今、カレの隣で笑う私からは
シャンプーが香るだけ

【香水】

8/29/2024, 1:27:14 PM

望んでいたものは
君の体温で

強引に奪ったそれは
君の涙で冷めた



伝えたかったはずの
『大好き』も『ありがとう』も

すべてが 『ごめん』に上書きされて

僕を見る君の目は
それに応えた

【言葉はいらない、ただ・・・】
「もう二度と アタシの前に現れないで」








許されることはない。
もう二度と。

8/28/2024, 10:56:11 PM

気まぐれに
ガラスの向こう
こちらを覗く
オッドアイ

用意したミルクには
少し鼻先を近づけただけ

近づけば
すっと避けるのに



開けておいた窓から
気づけば入り込んで

左足にすり寄っては
丸い目で見上げる



【突然の君の訪問。】



僕は待ち続けるんだ。
ずっとずっと。

8/27/2024, 12:30:02 PM

濡れて 濡れて

【雨に佇む】

8/26/2024, 2:59:17 PM

美味しいねって君が言ってたオムライスの写真

君が熱を出した日に保存したおかゆのレシピ

手のひらの中、小さな機械に保存された画像たちは
ぜんぶ 君の記録で



君のそれが、僕の記録になってたらいいのに

【私の日記帳】

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