#明日、もし晴れたら(2024/08/01/Thu)
明るい空が恋しくなる程続く曇り時々雨
日曜日はどんな天気になるのかな
もう充分降ったよ、雨
しっかり以上に大地は潤ったよ
晴天が湿りきった心を乾かして欲しい
れいぼうの除湿よりも、やっぱり天日干し
たくさんやりたい事ある
らいぶなんか最高じゃない?野外ライブ!
雨傘じゃなくて日傘をさしたいと
彼女がつまらなそうに空を見ていた
海と山、どっちで日傘をさしますか?
#だから、一人でいたい。
(2024/07/31/Wed)
だまりこんで不機嫌そうな彼女に聞いた
何かあったの?
かなり困っている風なのに話しにくそうだ
何でも言ってくれて良いのに
らんどりーで無くし物をしたそうだ
何を無くしたのか聞くが言ってくれない
一人 よりふたりが見つけられないかな
何処辺りを探そうか
でぐちの近くだと思うと言う
何の形か教えてよ
いっても怒らない?と聞いてきた
何で怒るの?怒らないよ
たいむましん て、え?
何?もしかして指輪?
いいにくそうに頷いた
何かと思えば、よし!見つけなきゃ!
意外とすぐに見つける事ができて、彼女はほっとしたようだ。
やっぱり頼りになるね だってさ
ねえ、わたしだけで出来なくてもあなたと二人なら出来そうな気がするの。
ふたりで一人、みたいな?
素直に真っ直ぐ僕を見つめる瞳は
とても澄んでいて、僕は少し照れた
#嵐が来ようとも(2024/07/29/Mon)
嵐になるらしいと、予報が出された
天気崩れるんだ 残念だなあ
がめんには低気圧の雲が映っている
無理しちゃダメだよね
こんどの休日はデートしたかった
そうだよね わたしも
よていは未定、とも言うし
また何か考えよう 楽しみが延びただけ
うれしい事ならいくらでも思いつく
ふたりで考えたら二倍以上
とくべつな事も沢山できる気がする
うん たくさんしたいな
もちろん 絶対にできるよ
そうだね できるように我慢だね
悪天候に大事をとってデートは延期
それでも僕たちは大丈夫
次にもっと楽しむ事を考える時間にする
#お祭り(2024/07/28/Sun)
お神輿が賑やかなお囃子と共に練り歩く
まちに待った日にわたしはそわそわ
ついにお披露目する浴衣姿
りんりんと鳴るのは扇子に付けた鈴
わたしの弾む思い
伝わるかな
#神様が舞い降りてきて、こう言った。
(2024/07/27/Sat)
神よ 僕は強く目を閉じて呟いていた
様々な感情が、記憶が巡っていく
がまんの限界に涙がこぼれてきた
舞うように風に乗る木の葉が頬を打つ
いつの間にか車に乗って
降りた時にも誰かに促されて
りゆうも飲み込めずにうろたえていた
てを掴まれて連れられ、椅子に座った
きをしっかり持ってくださいと
て短に話をされたが、まだ理解できない
こんやが山です 落ち着いてお待ちを
うそだ 嘘だ そんなの嘘だ
言ってくれ 間違いだって
つまらない悪ふざけだって
ただの冗談だって
目を開くと彼女が心配気な顔をしていた
怖い夢でも見ていたの?
彼女が事故にあって死にかける夢だった
でも夢だ 夢だった 夢で良かった
膝枕を頼んですぐに寝入ってあんな悪夢を見てしまった。まったくの不覚。
お詫びに自販機まで飲み物を買いに行くと、見知らぬ紳士が声を掛けてきた。
大事な天使なので、しっかり守ってくださいね。次は天国への帰還になりますよ。
何を言っているのかと思う間もなく姿が消えた。