Coffee or Tea ?
今日の気分は どっちだろう
まあ 大抵はコーヒーを選ぶ
気力や体力が落ちている時はお茶
まあ口当たりが強いか柔らかいかの印象で
だからかな
コーヒーが飲めるとほっとする
ああ まだそれなりに
元気がありそうだぞ と
華奢なティーカップの丸みに手を添えると
優しさに包まれるような気がする
元気ないの? 温まってひと休みして
ゆっくり ゆっくり ゆっくりね
だから 珈琲もお茶も
どちらも好きさ
#ティーカップ
さっぱりとした部屋に住んだことない
みちみちに物を雑然と詰め込んでしまう
しみじみ眺める度途方に暮れため息をつく
くろうして片付けられるのはほんの僅か
ていこう虚しく元通りになるのはすぐ
いったい何が寂しくて
物に埋もれていたいのか
言い訳なら無くもない
何も無いなんて殺風景
物を増やしたくないから
買い物も出来ないなんて
どれ程寂しい暮らしだろう
楽しくないでしょう
1度くらいはそんな事実感してみようよ
#寂しくて
どこかを見るともなしに視線を泳がせている、不機嫌そうなヤツがいる。
黒ずくめの上下はあからさまな不吉を感じさせる。死神か悪魔か、どちらかを連想する事を隠そうとしないふてぶてしさであるのに、思い通りに事が運んでいないのが手に取るようにわかる。
ちらちらと気にしているのは、やや離れた席にいる青年だ。
彼の傍らには歳近い女性が寄り添っている。
普通の人間には見えない大きな美しい翼がその背にはある。それは青年を守るように広げられ包み込んでいる。
ちらりと黒ずくめの男に視線を投げた彼女は微かな含み笑いをもらす。
黒ずくめの男は苛立ちを隠せずにいる。そして呟く。
「よりにも寄って守護天使付きなのになんでリストに上がるんだよ」
管理者に抗議する事を決めて立ち去る男の背中、黒い翼はまるで貧乏揺すりのように揺れていた。
やや強引
久しぶりの長期休暇中の天使を
引っ張り出してみました
#揺れる羽根
予定は未定
決定では無い
それってただの開き直りじゃない?
感じたままに言っては見た
でもなんとなく思ってたんだ
この約束がすっぽかされそうだって
もう少し誠意のこもった言い訳しようよ
でなきゃ 私の立つ瀬がない
#予感
光は希望をくれるよ
ときどきそんなふうに力をくれるあなた
霧は少し不安になるけど
のんきにして待っていれば晴れるよ
狭いところにいても そう 心細くなるけど
間をねちょっとずつ広げてみるのさ
できるだけあわてないで 焦らないで
うれしいとかこわいとか
行ったり来たりするの 当たり前
当たり前なんだからさ
#光と霧の狭間で