茅洙

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#神様が舞い降りてきて、こう言った。
(2024/07/27/Sat)

神よ 僕は強く目を閉じて呟いていた
様々な感情が、記憶が巡っていく
がまんの限界に涙がこぼれてきた
舞うように風に乗る木の葉が頬を打つ
いつの間にか車に乗って
降りた時にも誰かに促されて
りゆうも飲み込めずにうろたえていた
てを掴まれて連れられ、椅子に座った
きをしっかり持ってくださいと
て短に話をされたが、まだ理解できない
こんやが山です 落ち着いてお待ちを
うそだ 嘘だ そんなの嘘だ
言ってくれ 間違いだって
つまらない悪ふざけだって
ただの冗談だって

 目を開くと彼女が心配気な顔をしていた
 怖い夢でも見ていたの?
 彼女が事故にあって死にかける夢だった
 でも夢だ 夢だった 夢で良かった

 膝枕を頼んですぐに寝入ってあんな悪夢を見てしまった。まったくの不覚。
 お詫びに自販機まで飲み物を買いに行くと、見知らぬ紳士が声を掛けてきた。
 大事な天使なので、しっかり守ってくださいね。次は天国への帰還になりますよ。
 何を言っているのかと思う間もなく姿が消えた。

7/28/2024, 6:32:40 AM