#私の名前(2024/07/20/Sat)
私の横に並んでいたあなたが手を……
良いかな?
のーぷろぶれむ 少し照れてそう言った
もうひとつの初めても良い?
名の方で呼んでも良いかいって
今までそんな風に呼んでなかったから
前から互いを呼ぶのはねえとかあのね
じゃあ、心置きなく呼ぶね
ちなみに、わたしとあの人の名は
読み方が同じの文字違いなのだ
ノープロブレムだけど
#視線の先には(2024/07/19/Fri)
視界に入ってきたあの人は
線を描くようにぐるりと顔を動かしていた
のんびりと 楽しそうに
先に見つけられないように
にんじゃの真似してゆっくりと近づいた
はずかしくて なんだか照れくさくて
呼吸を整えてから視線を捕まえた
あなたの視線にわたしを置いた
#私だけ(2024/07/18/Thu)
わすれられたかと思った
ごめんね 出がけに手紙きてて
たいせつな手紙とか?(^_^💦 👉👈)
うん すごく大事な手紙だった
しってる誰かだったんだ
そうなの いつもいつも心の中にいる
だれか教えてもらってもいいかな
今わたしの目の前にいるあなた
けっこう近いんだね(,,- -,, )
すごくすごく近かったよ
手紙嬉しくて嬉しくて泣きそうになった
ありがとう わたしもあなたが好き
ずっとずっと一緒にいてください
わたしにはあなただけ
あなたにはわたしだけ
#遠い日の記憶(2024/07/17/Wed)
遠くから聞こえる音に心が動く
いつの事なのか思い出すには遠い音も時も
日差しを背にして座るあなたを見つけて
のはらに咲いたフランスギクを見つけて
記された思い出がゆり起こされた
憶えているかな あなたも
初めて会ったのは
ずっとずっと幼かった頃
こんな公園の片隅だった事
#空を見上げて心に浮かんだこと(2024/07/16/Tue)
空のボトルを両手で包み込むようにした
をちこち(彼方此方)に視線が彷徨う
見るともなく眺める公園では
上から子供が滑り降りる長い長い滑り台
げんきを振りまく笑い声に和む
てんきは快晴 こんな日は
心まで陽射しが温めてくれる いや暑い
にしに傾き始めた太陽が眩しくなってきた
浮き輪をつけて遊んでいた子供が転んだ
かたい地面に膝を擦りむき泣き出した
んとに笑うのも泣くのも元気だ
だから危ないって言ったでしょと
こどもの姉らしき少女が口を尖らせて言う
とくとくと始まった説教と泣き声の二重奏
早くお帰りの音楽が街頭に流れ始める
僕はまだ帰れない
あの子と約束した時間まであと少し
夕日が綺麗だねと話せるまであと少し