茅洙

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#空を見上げて心に浮かんだこと(2024/07/16/Tue)

空のボトルを両手で包み込むようにした
をちこち(彼方此方)に視線が彷徨う
見るともなく眺める公園では
上から子供が滑り降りる長い長い滑り台
げんきを振りまく笑い声に和む
てんきは快晴 こんな日は
心まで陽射しが温めてくれる いや暑い
にしに傾き始めた太陽が眩しくなってきた
浮き輪をつけて遊んでいた子供が転んだ
かたい地面に膝を擦りむき泣き出した
んとに笑うのも泣くのも元気だ
だから危ないって言ったでしょと
こどもの姉らしき少女が口を尖らせて言う
とくとくと始まった説教と泣き声の二重奏

 早くお帰りの音楽が街頭に流れ始める
 僕はまだ帰れない
 あの子と約束した時間まであと少し
 夕日が綺麗だねと話せるまであと少し

7/17/2024, 8:48:24 AM