『遠くの空へ』4/12
青い空に、白い雲と
赤い風船が漂っている。
地上を見ると、
少女が空を指差し、泣いていた。
空を漂うと、仲間と出会った。
でも、彼は僕とは違うようだった。
君は、願いを乗せて飛んでいるんだね。
長い旅になるだろうけど頑張れよ。
手紙と一緒に彼方へと飛んでいく
あぁ、僕も誰かの想いを乗せて
飛んでみたかった。
「言葉にできない」4/11
目の前に、料理(?)がある。
匂いは良いのだが、見映えが、、、
調理した本人に目をやると、
食え、と言わんばかりの表情だった。
私は、箸で食べ物(?)を摘まむ。
固形だと思っていたのに、プルプルと震える!?
私は、恐る恐るそれを口に運ぶ。
「あ、、、うん」
「春爛漫」4/10
雨が降っている。
桜の花が、地面に散っていく。
お花見の計画が台無しになった。
でも、みんな花より団子だし
別に、桜なんて無くても、、、
誰から見ても、しょんぼりしている私は、
みんなのいる、教室に歩いていく。
憂鬱な気分で教室の扉を開けると
突然、視界がピンクに染まった。
何が起こったの!?
そう思ったが、理解した瞬間唖然とする。
「お、キタキタ。 見てよ、桜だよ!」
得意気に笑う君は、目の前の光景を自慢した。
教室を舞う、桜の花を
私の見たかった、桜の花を
『誰よりも、ずっと』4/9
私には夢がある。
見知らぬ誰かには、
不可能だってバカにされた
だけど、これは私の決めたことだから
誰よりも、挑戦して
不可能なんてないって証明するよ
『これからも、ずっと』4/8
「あぁ~あ、また殺されだぁぁーーー!」
節操もなく地面で暴れるコレは、
不老不死の化け物だった。
少しは優しく殺してよ。
そんな風に言う君を、私は笑う。
「もう、死にたいよ。殺してよ」
あんな、弱っていた頃が懐かしい。
私が、酷い殺し方をする内は
勝手に死なないでよ?