『愛-恋=？』

つまり、恋+？=愛になる訳だ
恋に何を足せば、愛になり得るんだろう

私は、経験がないから
適当言ってしまうんだけど……

「時間」とかどうかな？
恋に時間を足せば、溢れる感情に
愛から時間を引けば、初な恋心に

君とは、それなりの付き合いだけど

いきなりお別れとか言ったら
「恋」してくれたりするのかな？

声が反響する。
誰でもない、私の声だ。

夏にしては少し肌寒い
誰も出歩いていない朝だからか

いつもと同じ町の筈なのに
少し不思議な気分だ

「ひとりきり」

星に願って

手を空にかざす。
とおい昔、空には光り輝く星が浮かんでいたらしい。
そして、星には願いを叶える力があるらしい。

だけど、今は灰色の雲に覆われてその影も見えない。
過去の人間達は、何を願ったのだろう。

こんなにも、空が濁ってしまうような、恐ろしい何か、
もしくは世界がこうあるように願ったのだろうか？

星は、未だ見えない。
見えない星に願っても、私の願いは叶うのだろうか？

それとも、いっそ濁った星が降るように祈ってみようか？

【心と心】12/12

　『硝子の心がありました』
　とても綺麗で繊細です。
　
　私にも、貴方見たいな心があればいいのに

　だけど、貴女はいいました。
　硝子の心なんて、いいことないよ

　よく見てみると、
　キラキラと輝く硝子の心は、
　少し欠けて見えました。
　

　『鋼の心がありました』
　自分に自信があってカッコいい。
　
　私も、貴方見たいな心があればいいのに

　貴方は答えました。
　そりゃそうさ、鋼の心は凄いんだ

　だけど、思いました、
　自信に満ちた鋼の心は
　折れて、曲がって、ボロボロです。
　

　『空っぽの心がありました』
　無色透明、それでいて頑丈です
　
　一番素敵な心ってなんだろう？

　私は、考えました
　この、空っぽの心をナニで埋めよう？

　考えて、考えてる内に
　少し心の形が変化している事に気づきました。
　
　空っぽの心の中に、
　憧れと、少しの情熱がありました。



　『──の心がありました』
　
　　貴方に理想がありました
　　貴方の夢が叶いました

　　それでも、心は完成しません
　　だって貴方には、可能性がありました
　
　　貴方に未来が続く限り、
　　成長し続けた
　　『そんな理想の心がありました』
　
　　

　
　

「手を繋いで」12/9


　手を繋いで、落ちていこう
　明るい未来の為に

　来世があるかは分からないけれど、
　次も、貴女と一緒にいられるように