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10/9/2025, 3:51:22 PM

【秋恋】

穏やかな春の恋を迎え、
激しく暑い夏の恋を知る。

秋の恋はただ静かに君を知り、
厳しい冬の恋を乗り越える糧とする。

10/8/2025, 11:15:58 AM

【愛する、それ故に】

あなたを愛する、それ故に
わたしはあなた以外を愛せなくなった

10/8/2025, 8:22:21 AM

【静寂の中心で】

静寂の中心で、ぽつりと佇む。
君はもういない。君の生はもうここにない。
―――君は、今世の全てを終えたから…。

此度もまたかすり傷ひとつ残らなかった。忌々しいほど滑らかで、規則正しい振動を重ねる。けれどそれでも君は無駄だと知っていて、また繰り返すのだろう。

…いいよ。君と違って私には永遠がある。また君を探すのは大変だけれど、なにすぐに見つけてみせるさ。
君は私にとって………なんだ? 
うーん…退屈しのぎのひとつかな?
それでも君と過ごす時間はとても楽しいから、まあいいか。それこそ退屈なぞ無縁だよ。

―――ああ、また歯車が回り始めたね。
これで君もまた新たな生を受けるだろう。
…さて、それでは君を探しに行こうか。

ここは………静かすぎるから。

10/7/2025, 8:20:00 AM

【燃える葉】

燃える葉、火柱を上げる樹木、美しい庭園は火の粉に彩られ、わたくしの愛した邸宅が崩れ落ちる。
都は荒れ果て、人々は逃げ惑い、僧兵が大路を駆けずり回る。刀を振る彼らは、老婆を切り捨て、幼子を刺し、屍を踏みつけながら御所へと向かう。

のちのちの歴史よ、語るがいい。
いくら平家が悪しく描かれようと、いくら木曽が源氏が持て囃されようと、小さな真実はここにある。大きな歴史の前に、わたくしの真の歴史はここにある。

わたくしは平家の女ではない。けれどわたくしの夫はかの棟梁となるべきお方のお側に仕え、その強さと誠実さを誰よりも知っているのです。
だからこそわたくしはこの歴史を伝えたい。

小さな歴史を、決して忘れてほしくはない…と。

10/5/2025, 10:46:49 AM

【moonlight】

moonlight、月明かり。
君の顔がよく見える。
私の好きな君の顔。

少し釣り上がった目元、きりりとした眉。
筋の通った鼻、弓なりにしなる薄い唇。
細くてさらさらな髪、風に揺れて柔く靡く。

その隣を歩く私が、私は好きだった。

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