ウツギ

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3/19/2024, 8:58:43 PM

あの人を見ると、胸が高鳴るの。

彼女は頬に手を添え、にこやかに微笑んだ。
結局のところ、それは恋じゃなくて病気のはじまりを告げる鐘、動悸であったワケだけれど。

彼女は一瞬の熱に浮かされて、少しでも幸せだったのだろうか。

恋愛脳の彼女だから、どこかで違いは悟っていたと思う。

それでも気づかないふりをしたくて、「胸が高鳴る」なんて普段は言わないような言葉を吐いたのかな。


植物状態になった今も、胸の高鳴りは覚えてくれるといいな。

ひっそりと薄暗い病室で、彼女の胸に手を当てる。

どくん、どくん、どくん。

まだ、動いてるみたいだ。


「よかった」


どうせなら、心臓を取り替えっこできたら良いのにね。

僕の心臓をあげるよ、と口をついて出そうなくらい、太陽みたいに笑う君を見たいんだ。

ああ、僕じゃない誰かに向ける君の笑顔でさえ、もう恋しくなっている。

3/18/2024, 6:56:52 PM

世の中は不条理に溢れている。
ひとつひとつを挙げたらキリがないほどに、どうでも良いことから重要なことまで不条理な出来事が起こる。

だから矛盾を嫌う私には少し生き辛さを感じてしまうのだ。
ああ、息苦しくてたまらない!

3/17/2024, 7:37:36 AM

キャーッと叫ぶ怖がりと、

無言で身体が硬直する怖がり。

どちらが心の底からの怖がりだろうか。

怖がりと言っても、やはり多種多様。

3/16/2024, 7:24:31 AM

知ってる?
コップに水を入れて星空の下に置くとね、星が下にあるの!
いつもは手の届かない空で光ってるものが、手の中にあるの!



でもね、コップに水を入れすぎちゃうと、星はぶくぶく泡立って溢れちゃうんだ。

溢れた星は戻ってこないの。
悲しいなあ。

3/14/2024, 7:18:42 PM

安らかな瞳は生きている間にしか見られない。

……最近知ったけれど。

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