「心の灯火」
自分の心のよりどころ、
的なイメージが多いのかな。
もしくは、
心臓、
とダイレクトに表現もできる。
どちらにしても、自分自身。
きっと実際に見ることはなくて、
感じるもの。
その灯火をどうするかも、自分次第。
「香水」
香水は、
記憶の扉を開ける鍵。
すれ違いざまに、
香りがふわり。
昔の恋人がつけていた香水。
普段思い出すこともないが、
その香りで思い出す。
嬉しかった事も、
苦しかった事も。
無意識のうちに、
記憶の扉が開く。
私のつけている香水も、
誰かの記憶の扉を開けるだろうか。
「雨に佇む」
雨は景色を一変させる。
明るさも、雰囲気も。
知っている眺めも、違う場所のように感じる。
だからか、雨が降ると非日常のような気がする。
そんな雨の中で佇む となれば、
人でも物でも普段とは違う存在感が出る。
悲しげに見えたり、
特別な感じに見えたり。
でもそんな光景が目を引く。
眺めて勝手に物語を考えたり。
雨に佇む何かに想いを馳せる。
ただ、自分が雨の中にいる場合は別問題だけど。
「裏返し」
とにかくついてない今日。
それがいつもの日常の裏返しになったのだとしたら納得がいく。
朝スマホを忘れて取りに戻ったり、
信号が目の前で赤に変わったり、
電車で後から乗ってきた人が先に座れたり、
ランチ定食が自分の前で終わったり、
仕事でトラブルに巻き込まれるのも、
ゲリラ豪雨の落雷でテレビが映らなくなるのも、
全部何らかの拍子に本来の日常が裏返ったからに違いない。
どうすればも元に戻せるのか。
明日もまたこんな1日は過ごしたくない。
何をしたらいい。
とりあえず、落ち着くためにお風呂に入ろう。
その後、策を練るために1日を振り返ろう。
ベットの上に座り考える。
ふとパジャマを触る。
そして気付く。
パジャマが裏返しだ。
嫌な予感がして急いで着直す。
もしかして昨晩も裏返しだったのか。
記憶を辿ってみても思い出せない。
ただ、もう藁にもすがる思いでベットに入る。
朝起きたらいつもに戻っているように願って。
おやすみ
「いつまでも捨てられないもの」
なかなか捨てられないものがある
それにものだけでなく感情もある
きっと、皆そうだと思う
ならば、
いつか捨てるものがなくなる時は来るのだろうか
その時はどんな状況だろう
そして私はどうなっているのだろう