「友情」
親友だと思ってたのに。
と学生時代の友人Aから、
仲良しグループの残り3人に向けて言われた。
私達3人は思わず顔を見合わせた。
それからAと私達は距離を置くことになった。
たぶん遊びに行こうと誘ったのにAから返事がないので、3人で出かけた。
その後3人で遊んだことをAが知ったことでの発言だった気がする。
返事をしなかったのはAなのに
その発言は意味がわからず疎遠になっていった。
Aは一言話しただけで友達という区分にするタイプで、なかなかの身勝手ぶりを発揮していた。
親友だからとか、友達だからとか、押し付けられているようで苦手だった。
そんな経験があるからかあまり好きな言葉ではないし、友情を振りかざす人をあまり信用しない。
友情は漠然としていて、人によって基準もまちまち。
捉え方も様々。
だからこそ、大切に扱いたい。
言葉にしなくても感じられるのが
1番な気がするのだが。
「花咲いて」
咲けば、
いずれ散っていく。
美しく花開いていても、
いつかはしおれて、枯れていく。
いつも悲しい気分になる。
アーティフィシャルフラワーのように枯れない花もある。
でも花咲いたときの美しさは生花ほどない。
生きているから美しいのだと思う。
生きているから散っていく。
部屋に飾った花は
蕾から花開いて枯れるまで、その変化も見ている。
花咲いてから、終わりまで。
「もしもタイムマシーンがあったなら」
さて、どうする。
将来が気になるから、未来に行ってみるか。
でも良くないことになってたらショック。
あのときをやり直すために、過去に戻ってみるか。
やり直せて現在に戻ったのに悪い状況になってたら
それもショック。
結局ずっと考え続けて、
タイムマシーンの前で立ち尽くしたまま。
さて、どうする。
「今1番欲しいもの」
欲しいものは色々浮かぶ。
でも、
今1番、欲しいもの。
待ってください、
決まったら言います。
「私の名前」
一生自分とともに過ごすのに、
自分で選べない。
でも1番願いがこもった贈り物。
名前が珍しく、
小学校時代はからかわれた。
人から間違われて呼ばれることも多かったから、
わざわざ指摘するのも煩わしくて返事をした。
名前の由来を話すと、
親のセンスを褒められる。
時が過ぎて、
今は自分の名前を気に入っている。
ただ、病院や役所でフルネームで呼ばれるのは
今でも嫌だ。
珍しすぎて、知っている人にはすぐわかるから。
では、これからもよろしく。