「視線の先には」
何があるのか。
自分の先にあるもの。
何があるにしろ、
きちんとわかるようになっている方が安心な気がする。
でもわからない方がいいこともありそうだ。
何かわからなくても、
自分にとって良いものであって欲しい。
さあ、少しずつでも、先に。
「遠い日の記憶」
記憶はあいまいなことが結構多い。
大まかにはあっていても、なかなかきちんと覚えていない。
例えば日記などに書いておいてあとで読み返しても、
実際にある記憶と合わない部分もある。
日々の出来事を全て記憶していないし、
記憶しておく必要もない。
だからか記憶はぼんやりとしている。
でもそれでいいと思う。
記憶にはいいことも、いやなこともある。
遠い日の記憶くらいでちょうどいい。
遠い、という表現が。
「空を見上げて心に浮かんだこと」
ウユニ塩湖のたくさんの星が散りばめられた空
イエローナイフのオーロラがたなびく空
ハワイ島の2重の虹がかかる空
飛行機から見た夜から朝に変わる広い空
ビニール傘越しの雨粒のついた暗い空
蝉の鳴き声に囲まれた白い入道雲が立ちはだかる空
電車の窓から見た雲に埋め尽くされた四角い空
家から眺めるあっという間に色が移りゆく時間の空
空を見るは好きだ。
様々な表情を見せてくれる。
特別な空も、いつもの空も。
今日は空を見た?
どのくらい見た?
どんな空だった?
覚えてる?
おやすみ。
また明日。
「手を取り合って」
手を取り合って、とか。
助け合って、とか。
気になるのは、そのレベル。
スタンスも気になる。
がっつり、なのか。
ふわり、となのか。
人によっても違う。
受け手によっても違う。
まして、状況によっても違う。
おせっかいすぎたり。
干渉しなさすぎだったり。
そこのちょうどいい辺りを
探すのが難しい。
「優越感、劣等感」
周りと比較されるのが嫌だった。
どんなに頑張っても、必ずもっとできる人と比較された。
今回は褒めてもらいたい、ずっとそれの繰り返し。
褒めてもらえるまでやる気がもたず、気力が失せた。
でも友達が持っている物を買ってと言うと、人は人と。
つじつまの合わない理論にがっかりした幼少期。
それを引きずり大人になったのか、
やっぱり周りを気にしがち。
周りが羨ましくなるばかり。
それがしんどくなると、人と関わりたくなくなる。
引きこもりたくなる。
色々と考えはじめ、思考の深くに沈む。
そして、自分が何者かわからなくなる。
人って、面倒だ。