22時17分

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10/24/2024, 9:29:59 AM

どこまでも続く青い空。
そこに一隻の白い雲を置いてみた。

ぷかぷかしていて、見てて安心する。
青い空って、良いよねっ。
青い空、白い雲。

白い雲……そう! しろ◯んである。
わー、しろ◯ーん!
カシャカシャカシャ……!
上下左右、スマホで写真を撮りまくってしまう私。

10/23/2024, 9:56:23 AM

衣替えって面倒……。
最近、めっきり寒くなってきて、衣替えしなきゃと思ってるんだけど、「いや暖冬だから」などと、毎年思いながら先延ばしにしている。
気象庁が暖冬宣言してようがしてまいが、これが関係ございません。
先延ばしできるなら先延ばししろ!
そういうわけで、しまくっています。

しかし、数日前に季節外れの寒波が来たようで、急いでヒートテックを一枚仕込みました。
こんなときこそ頼れる奴。
ダウンコートとか、まだクリーニングに出してないし、来るなら来るって言ってほしい。
台風を見習えと思った。

お代からズレますが、最近湯たんぽを買いました。
蓄熱式の奴でして、コンセントで15分ですぐ温まるようです。すごいなあ。
電気で温める奴だと、湯たんぽって何やねんって一瞬なると思うんです。
これがね、蓄熱材に水を使っているからだそうです。
いちいちお湯を取り替えなくていいということで、便利だなー、と思ったわけなのです。

湯たんぽっていう名前がかわいい。
おふとんと相性抜群。

10/22/2024, 9:57:04 AM

声が枯れるまで叫び続ける子供がいるらしい。
むー、なるほど。
声が枯れるまで、ってことは、まだ叫び続けているってことか。
ちょっと人間の子供でないようだな。
小さい頃からそんな様子なら、きっと肺活量が素晴らしいことだ。数年後には「第三のオオタニ」になる逸品かもしれない。

興味本位な人は、とりあえず、SNSサイトで噂を拾ってみた。予想通り、とある幽霊目撃スポットの、ど真ん中があやしいらしいと素人が知った口で口々につぶやいている。
なるほど、立地はリッチーな田舎のようだ。
でかいコンビニ、でかい海、でかい採掘現場。
四国みたいなところだ。disってなどいない。四国を褒めているのだ、分かれ。

「大島てる」も検索し、ヤバそうな物件がないか確認する。どうやら「いかにも」という感じで、行方不明の子供が一人いるらしい。
5歳。なるほど5歳か。
その子が声が枯れるまで叫び続ける、か……。

興味本位な人は、頭の中にクレヨンしんちゃんが召喚されていた。
いま、脳内で適当にザッピングされた映画が上映中。
映画館に映し出される赤いシャツに黄色のズボン。そいつがめちゃくちゃに叫んでいる。

動画サイトへのチェックも忘れない。
普段は検索するのもおこがましいが、仕方ない。
断腸の思いでマウスを掴むと、ゴミ山の一角が引っかかった。
視聴者数が、売れない一発屋芸人の1/40ぐらいしかない無名YouTuberも、ただいま現地へ向かっています、という動画を撮ってあげている。
緊急で動画を回してます、という奴だ、しらじらしい。お前らの緊急とは、一体いつ来ると思ってるのか、今か? 今しかないのか?

こんなゴミのようにいる無名YouTuberのために、貴重な1視聴数をあげたくない。
神社に一円を投げたくないという気持ちと同数である。
これはケチとかそういう問題ではない。
神社に言質を取った訳ではないが、1円を投げられると神社側は損をするらしい。それと同じ理由だ。

視聴して5秒。
シークバーを行ったり来たりしながら確認してみるとやはりそうだった。
始めから終わりまで、ずっと喋っている。
新幹線、ローカル線、バス……しか映っていない。
場所のみ変わって、登場人物はマイクを持って独占状態。
それだけ非常に長ったらしく話してるだけで視聴数はうなぎ登りだ。20万ほど見られている。
通常時もこれくらい稼いでいれば、人生安泰だな。

まったく、お騒がせな子供だ。
幽霊の子供、ということでいいだろうか。
興味本位な人は、続報を待つことにした。
自身は行かない。リスクは背負わないことにしている。
世の中等価交換が基本形だ。
クレヨンしんちゃんの新作が待ち遠しい、というブログを書いて、寝た。

数日後、凄まじい顔をして後日談を語っている無名YouTuberの動画が目に入った。
どうしてトップページに……?
そういえばチャンネル登録をしていたことを思い出して、速攻登録を解除した。
呆れるほど動画の尺が長いので、成果なしなのだろう。

ざまあみろっ。
こっちはしんちゃんの映画5本観たからな。
叫び声がこびりついて仕方ねえ!

10/21/2024, 9:27:14 AM

始まりはいつも定番ワード。
そこからどう自分の書き出す文章に持っていくかが肝要である。
最初に奇をてらったものを書いてはならない。
そう僕は思っている。
しかし、定番から定番へ。
紡いでいくと、読者はおろか、この文を書いている作者でさえつまんないと感じてしまう。

いかに曲線をかくか、ということになる。
それもひどい曲線。
ひどく回りくねったマウンテンロードを描く感覚である。上から観たら、「この辺とか道草しすぎてトンネルになってるじゃん」となっているのが逆に面白い。
所詮、ネットの端っこである。
矛盾など、回避しようとしていたら、筆が止まって止まって仕方がない。

法定速度を守りましょう。
へたっぴな道のりを描きましょう。
そして、そう。
車の行き先表示のカーナビ画面に従うくらいなら破壊して、そのまま崖から飛び降ります。
そこに海なんてない。水なんてない。急落すら味方につけて、そして閉幕。
それが定番から反れるためのハンドル捌き。
ストーリーテラー。

10/19/2024, 9:48:11 AM

秋晴れが微かにトンネルの入り口に降り注ぎ、光が中に流れている。トンネルの道のりは百メートルほどあって、ゆるやかに右にカーブしている。出口はまだ見えない。

廃線跡を歩いている最中だった。
そろそろ秋の彩りが到来するだろう時期の山の中。
ツーリングの道の寄り道。小川から水が乾いた跡のような、ぽっかりと空いたスペースがそれだ。
その小道を一人行く。

今は、風が通り抜けるだけらしい。
去年の落ち葉が細かくなって地面に敷かれている。
一応足元には注意しつつ進んだ。

やがて、明治時代にたどり着いた。
名も捨てられたトンネルが佇んでいる。廃線を辿っているのだから、当然中へ入る。
カツン、カツン、と靴の音は聞こえないが、幻聴で聞こえるような趣がある。
地下鉄のホームで待っている時のような静けさ。そして暗さ。
暗室特有のじめじめと湿気があって、数日前に雨水の通り道になっていたかもしれない、と考える人。

スマホを起動して、即席の懐中電灯。
トンネルの壁面を照らしてみると、それらは全てレンガ造り。
トンネル内で走る、明治時代の電車を想像する。
電気ではない。石炭で走る豪快な古めかしさだ。
煙突から黒煙とともに機関車の叫び散らかす音。
想像通りの騒々しい。文明開化の音……。

すすを浴びきって放置されているので、レンガの一つ一つの色は暗く、すす色に褪せている。
触ってみた。触るのを後悔した。手が汚れる。
でも、パパンと拍手をすると、その音がどこまでも突き抜けるようだった。

いま、私は人の棄てたなかにいる。
照明一つもない。
線路も一本もない。
一人のみの来訪者。
歩く。歩く遺構。
現代から遠ざかる歩み。
足音は聞こえないのが良かった。
 
出口近くになると秋の陽光の色で、本来のレンガの色を取り戻しているのがわかった。本来の色は朱色のようだ。
振り向くのを後悔する。
ちょっとまだ、引き返したくない。

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