1/27/2024, 11:11:09 AM
耳で聞くほど
さらりと受け流せるものではなくて
泥臭くてときには面倒になって
飲み込みきれないものだ。
揺さぶられることもある。
苦しい涙を流すこともある。
ただ、ふとしたとき時限爆弾みたいに
切なさと暖かさが心に満ちてくるのだ。
#優しさ
1/21/2024, 1:09:12 PM
雨が斜めに走っていた。
ワイパーが必死に水をかき分けた。
どこへいくとも知らず、
道の光が消えていくのに好奇心と不安を感じていた。
自販機がとても眩しかった。
首筋に水滴が伝って半袖を濡らした。
「あの映画みたいですね」
私は緊張して、体をこわばらせながら水を一口飲んだ。
#特別な夜
1/19/2024, 9:43:29 AM
レースカーテン越しに
街頭の白い光が畳を照らしていた。
ぐったりとして、ただそれを見つめていた。
#閉ざされた日記
1/15/2024, 10:55:44 AM
手を横に広げて歩いた。
私の失恋をからかい半分で慰める
友達の声は置き去りになった。
すすきのようなものが揺れていた気がする。
世界は黄金色に包まれてその先に雲が広がっていた。
#この世界は
1/13/2024, 3:40:28 PM
この部屋から出たら、
この時間が終わったら、
その続きを考えたくなくて、
指先の温もりと甘い言葉に縋り付く。
#夢を見ていたい