夜が明けた。
今日は祝日。GW真っ只中だけど、カレンダー通りに出勤する私には関係無し。
来月の仕事のシフトを確認。健康診断や研修があって、イレギュラーな月だ。
今日も特別なことはせず、いつも通りに過ごすつもり。洗濯物は乾くかな、ペットボトルを捨てて来ようかな…そんなことを考えている。
あ、朝のマインドフルネスをやるのを忘れてた。
「夜が明けた。」
数年前に始めたマインドフルネス呼吸法。
実践しない時期もあったが、なんだかんだで続けている。
呼吸にただ意識を向ける。5分間集中する時間だ。
ただ、人間の頭は、常にいろんな事を考えている。簡単に雑念に持っていかれてしまう。
ハッと我ににかえる。「あ、呼吸から意識がそれていた。」
それは、本当に、「あ、」と気づくもの。ふとした瞬間にだ。
意識がそれても、それに気づいて、また呼吸に戻る。
何故だろうか、無意識にいろんな考え事をしていても、ふと「あ。」と気づくのだ。呼吸に集中していなかったことが、瞬間に解るのだ。どうやって我にかえっているんだろうか。
考え事をしていたことに気づいて、また呼吸を意識し直す時が脳に良いらしい。「考え事をしないようにしよう。」ではなく、「○○と考えていたな。」と思うことが大切なのだ。
「ふとした瞬間」
「こっちに来いよ。俺に恋してるんだろ?」
「会いに来てよ。私を愛しているんでしょう?」
「こっちに恋」「愛にきて」
「気持ちの良い季節になりましたよ…」
風がささやく。葉がさわさわと揺らめく。
桜から新緑の季節へ。銀世界はすでに遠い昔のことだ。
爽やかな風が吹く。
「青空がきれいに広がりますよ」
ささやきを残して、葉を揺らしながら去っていった。
「ささやき」
月明かりなら、君の姿を照らしてくれたんだろう。
でも、星の明かりでは、はっきりと君の姿を見ることは出来ない気がする。
弱くて脆い光。僕にとって意地悪な明かりだ。
「星明かり」