昔、「どんな願い事でも叶えてくれる」と
評判のお寺に行ったことがある。
当時、縁を繋ぎたいと思っていた人がいて、
お参りしたら、めでたく繋ぐことができた。
その縁は、季節が巡ったのち、残念ながら
切れてしまったのだけど、
本当に叶ったことに「すごい」と感激した。
偶然だとか、たまたまだとか、そういう風に
言う人もいると思うけど、
お参りしたから、と素直に信じたい。
神様。
いつもたくさんの願い事を抱えて
大変だと思いますが、
どうか皆を幸せにしてあげて下さい。
「神様ヘ」
あなたと会っているときは、
心が晴れていたよ。
あなたに傷つけられたときは、
心が泣いていた。
できたら、いつも晴れた心でいたかったな。
どこまでも広がる晴れた空。
陰り一つの無い、青い空。
「快晴」
学生の頃、ある日、空に心を奪われた事がある。
真っ青で、雲ひとつ無い空だった。
なんて広くて青いんだろう。
その頃の私は、いろんな事を悩んでいた。
だけど、その空を見た時、一瞬悩みを忘れた。
そのくらい綺麗だった。
その時の感覚を、朧げながら覚えている。
遠くまで鮮やかな青が続いていた。
「遠くの空へ」
「また連絡するよ、って、いつ?」
そう聞けば良かった。
そうしたら、自然と離れたとしても、後々
モヤモヤを抱えることもなかったのに。
もう一緒にいなくなった人。
もう言葉にすることはできない。
「言葉にできない」
春にしては、ちょっと気温が高いかな?と
思う日もあるけれど、
青空が広がり、道端に綺麗な花が咲き、
暖かな光が溢れている。
まさに、春爛漫。
実はこの季節、私はあまり好きではない。
気候が良いのは嬉しいが、
環境が変わり、いろんなことがスタートする
それがあまり好きではない。
仕事柄、新年度になるたび、それまでの環境が
多少変わるので、そういう変化が得意でない私は
毎年少なからず苦労する。
早く慣れて、いつもの日常にしたい。
今日も良い天気だった。
車の窓を開けて運転した。明日もこんな感じで
運転したいものだ。
「春爛漫」