11/9/2024, 9:58:24 PM
どうしたってあなたを見ると脳裏に浮かぶのはあの人なんだ。
それはあなたがまだあの人を好きだから。
初めはそれでも良いと思っていた。
でもダメなんだ。
僕を見る時の悲しい眼差しが胸をキリキリ痛めつける。
代わりにはなれない。
嗚呼、どうか僕だけを見て。
11/8/2024, 10:04:55 PM
そこにはなんの意味も無い。
お互い割り切った関係性でしかないはずなのだ。
それなのに何故、お前は慈しむような眼差しを向けてくるのか。
やめてくれ、思い上がりそうになる。
そんな勘違いはもうたくさんだ。
いつものように口付けだけはやんわり拒否する。
不意に汗ばむ額に唇を落としてきた。
それはどこまでも優しい、柔らかい。
何でそんなことを、いやだ、心が揺れ動く。
痛む胸の奥を誤魔化すように思い切り背中に爪を立てた。
11/7/2024, 9:15:08 PM
あなたがいるからわたしはいきていられる
そんな月並みな言葉を並べたとて、きっとあなたは眉を下げて困り顔するに違いない
でもこれは本当のことなのだ
わたしのあなたへのおもいはことばというりんかくからかんたんにはみでてしまう
いつか本当の意味が伝わるといい
その時のあなたの顔が私は見たい
だからわたしはきょうもいきる
11/6/2024, 10:40:29 PM
ぱらぱらとリズミカルに葉をたたく。
乾ききった土にたっぷりの潤いがもたらされる。
むわりと漂う雨の匂い。
その中に涙が混ざっていても分かるまい。
11/6/2024, 12:21:59 AM
ぷつり、小さく音を立てて救いの糸が切れる。
嗚呼待ってくれ、落ちないで。
お釈迦様もきっと悲しまれるに違いない。
こんな形で一筋の光が消えてしまうなんてあんまりだ。
しかし現実は容赦なく訪れる。
何処までも深い闇。手探りで進むしかあるまい。
後ろに戻ることはできないから前に進む、ただそれだけ。